こんにちは！！
いかがお過ごしでしょうか？
私ことめむたんのブログに来てくださって、ありがとうございます。
最後の一文字まで楽しんでいただけたら幸いです(*^_^*)
今回紹介するのは、
「あっぱれわれらのてんぐさま」
オノガワアサコさん作
です。
むかしむかし。
大きな岩で囲まれた大岩村の山のてっぺんに、古い屋敷がありました。
屋敷には、大きな大きなてんぐ様が一人と、小さな小さな子てんぐが百人暮らしています。
子てんぐたちは、たいそうまめまめしくてんぐ様のお世話をしていました。
そんな一人と百人ですが、ある日、てんぐ様の自慢の鼻の先に、大きなおできができました。
てんぐ様は、たいそう嘆きました。
けれど、子てんぐたちがお医者様に診てもらうことを提案しても、
「いやじゃ いやじゃ！ このことは だれにも しられとうない！」
と、聞く耳を持ちません。
薬をもらってくることを提案しても、
「くすりなど きくものか！ わしは これから まぬけな はなの おおてんぐとして むらじゅうの わらいものに なるのだ！」
と、すっかりいじけて寝込んでしまいました。
そんなてんぐ様を見て、子てんぐたちは、ひそひそひそひそ。
このあと子てんぐたちは何かを考えて実行に移します。
それにしても、子てんぐたちがてんぐ様のことをあんな風に思っていたなんて。
読み進めるうちに顔がにやけてくること間違いなしです♪
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