こんにちは！！
いかがお過ごしでしょうか？
私ことめむたんのブログに来てくださって、ありがとうございます。
最後の一文字まで楽しんでいただけたら幸いです(*^_^*)
絵本の紹介をさせてください。
今回紹介するのは、
「アマガエルのうた」
谷口智則さん作
です。
♪あめふれあめふれ グアグアグア
ぼくがうたえば あめがふる
あめよなみだも ながしておくれ
ぼくのかなしみ ながしておくれ♪
森の中の小さな池で、一匹のアマガエルが歌っています。
そんなアマガエルに、仲間のカエルたちは辛辣です。
「きみは いつものんきに うたばかり うたっていいな」
「ちょっとは たべものをあつめたり はたらいたりしたらどうだい」
「きみのうたなんて なんのやくにも たたないだろ」
アマガエルは、くやしくて一人で泣きました。
そして、
「どこかに ぼくのうたが ひつようなひとは いるのかな」
と、旅に出ました。
けれど、歌うと雨が降ってくるアマガエルの歌を、気に入る人はいませんでした。
「やっぱり ぼくのうたなんて だれも ひつようとしていないんだ」
アマガエルは、また一人で泣きました。
雨も、しとしと泣きました。
そのときです。
「あめのうたか。 なかなか いいうたじゃないか」
そう話しかけてきた人がいました。
歌うと必ず雨が降る悲しみの歌。
けれどそれは最初だけで、最後まで聞けば、明るく優しい歌だと分かるのです。
それに気づいてくれた人は……、読んでのお楽しみです。
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