さくらの谷 | めむたんの絵本

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こんにちは!!

私ことめむたんのブログに来てくださって、ありがとうございます。

最後の一文字まで楽しんでいただけたら幸いです(*^_^*)

 

 

絵本の紹介をさせてください。

今回紹介するのは、

「さくらの谷」

    富安陽子さん文

    松成真理子さん絵

です。

 

 

 

あの山なみをずっとずっと西へ行くと、誰も知らない谷があります。

さくらの谷です。

主人公の「わたし」は、さくらの谷に一度だけ行ったことがあるのです。

 

あれは三月の、風のまだ冷たい頃。

桜がまだ咲いていない時期に、私は一人で林の中の尾根道を歩いていました。

どれほど歩いた頃でしょう。

ふいに木立が途切れ、目の前に深い谷が現れました。

その谷を覗き下ろした「わたし」は、思わず、あっと息をのみました。

 

折り重なる枯れ木の山の中、その谷だけが満開の桜に埋め尽くされていたのです。

谷は、灯りをともしたように、ほんわりピンクに輝いていました。

 

そして、聞こえてきたのです。

 

さくら やなぁ

さくら とてぇ

さくら ゆえぇ

さくら ちらすや かぜまかせぇ

 

歌っていたのは、色とりどりの鬼たちでした。

 

 

とても幻想的なお話です。

それにしても、主人公の「わたし」は、なぜ一人で寂しい尾根道を歩いていたのでしょうか?

仕事や何かで嫌なことがあって、現実逃避をしたかったのでしょうか?

 

「わたし」はそこで鬼たちと出会い、ひと時を共に過ごします。

一緒にご飯を食べるだけでなく、歌を歌ったりかくれんぼをしたりするのです。

そしていつしか、鬼たちの顔が他の誰かに見えてくるのです。

 

全てはさくらの谷が見せた幻影かもしれないし、「わたし」の中の望みが見せた想像かもしれません。

けれどそれを通して、「わたし」が元気になったように私には見えました。

 

この谷に来れば、もう会えないとあきらめていた人たちに会える。

それならば、これから何かがあったとしても乗り越えられる、と「わたし」は考えたのではないかと思いました。

 

 

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