
こんにちは!!
いかがお過ごしでしょうか?
私ことめむたんのブログに来てくださって、ありがとうございます。
最後の一文字まで楽しんでいただけたら幸いです(*^_^*)
絵本の紹介をさせてください。
今回紹介するのは、
「二番目の悪者」
林木林さん作
庄野ナホコさん絵
です。
今ではもう、だいぶ昔のこと。
ある国に、みごとな金色のたてがみを持つライオンがいました。
街の人々は、彼のたてがみを太陽のようだと噂しました。
金のライオンは、胸を張ります。
「金のたてがみで生まれた私こそ、天に選ばれし者なのだ」
大変なお金持ちであるライオンは、盛大なパーティを何度も開き、たてがみを見せびらかします。
心の中で、出席者が地味なことをけなしながら。
自尊心はさらに高まり、やがて彼はたてがみと同じ金色の服を着て、身体中を輝かせて街を歩くようになりました。
そんなある日。
自らの死を悟った王様が、次の王様を国民で決めるようにとお触れを出しました。
ライオンは、すぐに思いました。
「私こそが、 王になる資格を持っている」
でも、街の人々が王様に相応しいと噂するのは、彼のことではありませんでした。
とても優しい上にとても強い、銀のたてがみを持つライオンでした。
この後金のライオンは、銀のライオンが噂通りの人なのか確かめに行きました。
噂通りであることを確認した金のライオンは、歯ぎしりして悔しがります。
そして思ったのです。
放っておけば、銀のライオンが次の王様に選ばれてしまうのでは。
何とかしなければ……。
考えに考えた金のライオンは、ある噂を流し始めました。
金のライオンがしたことは、とても卑怯なことでした。
なぜなら彼の流した噂は、根も葉もない全くの嘘だったからです。
けれども街の人々は、その噂を次第しだいに信じるようになっていきました。
この絵本の最初に、作家の林木林さんは書きます。
『これが全て作り話だと言い切れるだろうかー』
噂が本当かどうかを確かめもしないで信じ込み、よく考えもしないで誹謗中傷してしまえる街の人々。
この絵本を読んで、私は、
「ひどいことだ」
と顔をしかめましたが、自分自身はどうなんでしょう?
林木林さんは、上記の問いかけを通じて、
「あなたはどうですか?」
と聞きたいのかもしれません。
確かに金のライオンは悪者ですが、街の人々は、どうなのでしょう?
人々は後にたいへん悔やみますが、もし自分に悪影響が及んでいなかったら、後悔なんて露ほどもしなかったのではないかと思います。
それだけ街の人々のしたことは、無意識に、何も考えずにできたことなのでしょう。
林木林さんの絵本を集めてみました。
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