体内に小さな炎を灯しつつお皿を洗ってタオルをたたんで
こんにちは!
いかがお過ごしでしょうか?
一時期、私がまどろんでいるときに限って主人が家に立ち寄ることがありました。
そういうとき、私は急いで座椅子を直してタイマーを止めて、それから、ずっと起きていたようなふりをして玄関に行きます。
ですが、
「ちがうよ、ちがうよ」
と否定しても、
「寝てたでしょう?」
と言われてしまっていました。
顔に、寝ていた痕跡があるそうです。
ところで今日、主人はお昼ご飯を食べるために帰ってきました。
そして食べ終えて出かける準備をしているとき、言われてしまいました。
「もうすぐ眠れるからね」
って。
「ちがうよ」
とは言いましたが、眠るつもりだったので、なんともばつが悪くて。
そして、主人が出かけた後に本当に寝ていたら、今度は息子が帰ってきました。
私は慌てて座椅子を直してタイマーを止めて、それから、ずっと起きていたようなふりをして玄関に行きました。
ですが、やっぱり、
「寝てたでしょう?」
と言われてしまいました。
むう。
息子にまでバレた。
悔しい……。
だから私は再び決心しました。
絵本作家として、絶対成功してやる!!
って。
そして、たくさん活躍するようになったら言うのです。
「ちゃんと寝たからここまでこれたんだよ」
って。