
ないしょのないしょのお話です。
誰も知らない野原に、お鍋がぽつんとあるそうです。
お鍋はとってもちいさくて、誰も見たことがありません。
ずっとくつくつ煮えていて、湯気がもわもわ出るそうです。
その湯気のすきまから、ぽんと何かが生まれるそうです。
生まれる何かはなんでしょう?
それは星の赤ちゃんです。
生まれたばかりはとってもちいさい。
でもねでもね、でもでもね。
高いところに上がるにつれて、おおきくおおきくなるそうです。
それらはお空で輝いて、みんなの眠りを守るんだって。
ないしょのないしょのお話です。