こんにちは!
いかがお過ごしでしょうか?
今日は久しぶりに、お話しを投稿します。
ほとんど推敲していない、書いたまんまのお話しですが、読んでいただけたら嬉しいです。
ひげもじゃおじさん
ここは、ある遊園地。
クマさんの着ぐるみのおなかがぐうっと鳴ったよ。
お腹のチャックをじいいっと下ろして出てきたのは、ひげもじゃのおじさん。
おじさんがお腹をさすりさすりしていると、おじさんのおなかがぐうっと鳴った。
「おなかの中に何かがいるみたい。」
そうつぶやいたおじさんは、おなかにあるチャックをじいいっと下ろした。
そうしたら、カエルがぴょんと出てきたよ。
カエルがぴょんぴょん飛びはねながらおなかをさすりさすりしていると、カエルのおなかがぐうっと鳴った。
「おなかの中に何かがいるみたい。」
そうつぶやいたカエルは、おなかにあるチャックをじいいっとおろした。
そうしたら、ミミズがくねくね出てきたよ。
ミミズがくねくねしながらおなかをさすりさすりしていると、ミミズのおなかがぐうっと鳴った。
「おなかの中に何かがいるみたい。」
そうつぶやいたミミズは、おなかにあるチャックをじいいっと下ろした。
そうしたら、ひげもじゃおじさんにそっくりな、小さな小さなおもちゃが出てきたよ。
そのおもちゃは、
「ぐううっ。」
て言いながら、いつまでもおなかをさすりさすりしていたんだって。