心臓がバクバク動くおしゃべりが弾むお客と美容師を見て
こんにちは！
いかがお過ごしでしょうか？
今日、美容院の扉を開けたら、店内に楽しそうなおしゃべりの声が響いていました。
それは、髪を切られている最中のお客さんと美容師さんの声でした。
待合には一人のお客さんが座っていて、私はその人の次に切ってもらうことになりました。
順番を待ちながら、なんとはなしにおしゃべりを聞いていると、お客さんが、
「この店でこんなに会話が弾むのは久しぶりだわ。」
と言ったり、美容師さんが
「美容師はしゃべってなんぼですから。」
と言ったりしていて、二人はとても楽しそうでした。
それを見て、私は心の中でつぶやきました。
まずい日に来てしまった・・・。
このお店の美容師さんは、髪を切る時黙っていてくれる人が多いです。
でも今日は違うみたいだ。
まずい！
しゃべらないといけない。
心臓はバクバクです。
そうしているうちに、そのお客さんはカットを終えて、
「次もあなたに切ってもらいたいわ。」
と言って帰っていきました。
次にカットしてもらう予定のお客さんを見てみたら、いかにもおしゃべりをしそうな感じ。
まずい！
やばい！
どうしよう！
心臓が、バクバクバクバクバクバクバクバク。
そうしたら。
ぱらり、ぱらり。
そのお客さんは、雑誌をぱらりぱらりとめくりながら、黙ってカットされていました。
ほううううう。
良かった・・・。
私も黙ってカットされたのは、言うまでもありません。