ごうごうと滝は流れて押しのける胸に溜まった悔いなるものを
滝を見に行きました。
私が見たのは姉妹滝という、少ない水量でさらさらと流れる滝でした。
でも、今心に浮かぶのは、ごうごうと流れる豊富な水量の滝。
生きていれば後悔は避けられないものです。
できることならば、それは小さく少ないものであって欲しい。
けれども、自分ではどうにも折り合いのつけられない大きな後悔は、どうしたらいいでしょうか?
それは、苦しまなければならない後悔なのでしょう。
でも弱い私は時々思うのです。
ごうごうと流れる滝のように力強い言葉や態度で、誰かに押しのけてもらいたいと。