始まりはひと粒の種 馬を越え
キリンを越えて伸びゆく杉よ
ネズミさんがふんふんふんふん歩いていると、犬さんにぶつかった。
ネズミさんは、犬さんの背の高さにビックリ!!
「ふえ~、おったまげたぜえ。」
犬さんは、
「どう?大きいでしょう。」
と言って、鼻たかだか。
犬さんがふんふんふんふん歩いていると、馬さんにぶつかった。
犬さんは、馬さんの背の高さにびっくり!
「ふえ~、おったまげたぜえ。」
馬さんは、
「どう?大きいでしょう。」
と言って、鼻たかだか。
馬さんがふんふんふんふん歩いていると、キリンさんにぶつかった。
馬さんは、キリンさんの背の高さにびっくり!
「ふえ~、おったまげたぜえ。」
キリンさんは、
「どう?大きいでしょう。」
と言って、鼻たかだか。
キリンさんがふんふんふんふん歩いていると、杉の木さんにぶつかった。
キリンさんは、杉の木さんの背の高さにびっくり!
「ふえ~、おったまげたぜえ。」
杉の木さんは、
「どう?大きいでしょう。」
と言って、鼻たかだか。
だったと思う?
いいえ、いいえ。
杉の木さんは、ただただ空を見あげていましたよ。
自分の葉っぱに蝶を休ませながらね。
