偶然は必然 | おいしく、楽しく、美しく!

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Le Papillon Bleu

台湾薬膳鍋で美肌 の続き


マ氏とは、大学時代の夏休みにカナダの語学学校で知り合って以来のお付き合い。マジメ話、恋愛話もふくめ、何でも話せる貴重な男友達。

連日深夜まで仕事で、平日夜に捕まえるのはほぼ不可能な人なのですが、昨日は、「たまたま」がいくつも重なって突然会えることに。


・友達が日帰りになり、飲み会が東銀座で終わった(21時)

・オフィスが恵比寿のマ氏が、打ち合わせで東銀座に(21時)
・マ氏のクライアントが国外だった 


ひとつでも欠けていると会えなかったのです。


聞いて欲しい話があったので、偶然の重なりに感謝。 縁がある人って、いつまでも縁があるんだな。




私がイギリス留学を決めたのは、新卒で勤めた会社でたった一度の東京出張の際、マ氏が連れて行ってくれたパーティで会った女性との会話(30分ほど)がきっかけでした。


それまでは、(高校・大学と英文科で語学留学には興味はあったけれど)一年そこら行った程度で、いまやめずらしくもない帰国子女と勝負できるとも思えず、大企業の仕事を辞めてまでは・・とドライに考えていた私。


なのですが、


東京に行く数週間前に、恋愛感や人生観を変えるような大きな出来事があり、その話を、3軒目でたまたま隣になった女性にしたのでした。有名企業の社長令嬢でモデル並みの美人。広告代理店の受付嬢から大企業の社長秘書に転身された方でした。


私の話を聞いて彼女は、自分のキャリアのため、または彼との交際(有名俳優だったため、障壁が多かった)のために、もがき苦しんだり、献身的に尽くしたり、新しい勉強をはじめたり、留学をしたり、と、失敗や傷つくことをおそれず進んでいる話を私にしてくれたのです。


「こんなに全てが揃ってる人が、そこまでがんばってるんだ」 とショックにも近い衝撃を受けました。(苦労や努力をしなくても、幸せは約束されていそうに見えただけに)

翌日の東京からの帰路に、落ち着いて色んなことを考えてみました。


挑戦する前からあきらめていた語学留学、大好きなイギリス英語、自分に起こった大きな変化、全てが頭のなかをぐるぐるまわって、その先に、当たり前のようにイギリスへの語学留学がありました。点と点をつなげたらそれしかない、みたいな。 むしろ、今まで何が私に目隠しをしてたんだろう?


たぶん、のほほーんとしすぎてただけなんですけど・・


そこからの私は、夜も寝付けないほどエネルギーが体中にみなぎって、目が爛々と輝いていたように思います。何かに突き動かされる、とはこういうことなんだと体で感じながら、情報収集から親の説得方法、準備等をプランして、何の迷いもなく、前に進んでいました。


ちなみにこれは、体を壊して入院・治療を終えた、1年後の話です。


あの出張がなければ、あのパーティに連れていってもらってなければ、そしてあの女性の隣に座らなければ、居心地のよい会社を辞めて、彼氏を置いて、27歳でイギリスに語学留学することはなかったような気がします。


この留学は、その後の人生を大きく変えてくれたので、わたしの個人史は、B.E.(Before England)とA.E.(After England) とに分かれています。 どっちがいいとか悪いでなく。


新卒で5年勤めましたが、一般職だったので出張は5年間でその一度きり。先輩の計らいで金曜出張になったのでした。マ氏が土曜日に同僚の結婚披露パーティに連れて行ってくれて、ゲストの一人だったその女性はそれ以来お会いしたことがありません。


二度とない貴重な機会がいくつも重なりあってうまれた、分岐点。

偶然は必然、と思わざるをえないんですプレゼント