先日、土下座騒動で話題になった舞台「結婚の条件」

を観るためにシアターモリエールへ。

 

降板の是非については色々なところで語られているけど

 

じゃあ作品自体はどうなんだと

観に行った人のコメントがなかなか出てこないので、

観にって見ようとみるかと奮い立ち、行ってきました。

 

前売り5500円はシアタモリエールにしては高いが、

興味本位で観に行くにはギリギリの値段かなと。

 

あの降板騒動があったというのに簡単にチケットが買えてしまうという事は、

あの話題はそれほど集客には結びついていないという事か。

逆を言えばあの話題が無ければもっと客入りは悪かったのかもしれないが。

 

 

土曜の昼間だったけど、

客席は8割から9割ぐらいの入りでした。

お客にも役者の関係者が多かったように思う。

 

客層はミドルエイジの女性多し。

 

数えなかったが、お客さんはトータルで100人弱くらいではなかろうか。

 

 

降板した役者は二人いるけど

代役はkumiって方しか発表がなかったので、

もう一人は誰だ?

と思ったら

キャストが一人減っているのである。

 

元々のチラシでは14人。

当日パンフレットをみたら13人。

 

・・・どうやって減らしたのか。

元々のタイムスケジュールでダブルキャストだった二人がいて

それがダブルになっていなかったので

その片割れでシングルキャストだったのが

降板した方の一人ではないかと思われる。

 

その役とkumiって代役の方がやった二役を観てみると

本番2日前でもどうにかなるなと思った

はっきり言って出番が少ない。

 

実際のところはどうなのかわからないので

こんな推測するくらいなら

スタッフに直接聞けばよかったと反省。

 

 

話としては

婚姻認可資格制度が始まって

婚姻免許を取るための

婚姻塾が流行りだし、

 

その婚姻塾を舞台とした話。

 

主演の鈴木砂羽さんは

そこの講師役

 

あと、生徒役8人がいて

9人がメインキャストかな。

 

調べたら

この団体の初演で同作品をやっているので、今回再演のようである。

 

鈴木砂羽さんは

「主演」というほど印象が濃くはなかった。

 

しかも鈴木砂羽さんの発声が舞台っぽくないので、

少し浮いた存在になっているように感じました。

中盤から後半にかけていったん完全に引っ込んでしばらく出なくなるし。

 

「冒頭の方で、鈴木砂羽さんが2回たて続けて台詞を噛んだ。珍しい」という観劇した記者のコメントがどっかの記事にありましたが

 

自分が観た回でも全体で2回くらいは噛んでたと思います。

 

 

内容は

もう面倒なので

ざっくりとした感想にします。

 

コメディです。

 

8人の性別年齢バラバラの生徒達が、

様々な理由で婚姻免許を取るために授業を受けている。

 

酒やタバコを吸うにも婚姻免許が必要。

婚姻免許とは大人であることを定義するためのもの。

 

前半はわりと笑わせにかかるシーンが多かったですが、正直面白くはなかったです。

 

後半は

8人の皆それぞれある複雑な事情を、

掘り下げていってそういったシリアスな展開になっていき、

そこからは面白かったですね。

 

鈴木砂羽さんの役はそんなに掘り下げられなかったから、ここでも浮いてる感が・・・。

 

中国人のハーフ、出席番号1番役をやってた人(笠松七海)が個人的には良かった。

 

代役のKUMIさんも凄いです。全然淀みなく台詞喋るし。違和感がない。

代役感がない。

稽古二日でここまでやられたら他の人はたまらないんじゃなかろうか。

 

 

カーテンコールはダブルでした。

 

劇団の人がいろいろ喋って

物販の案内して

砂羽さんは一言もしゃべらず

 

それが残念。


 

何れにせよ

普通の小劇場の舞台ですので

どっかの記事でも言ってましたが

 他に大きな芸能ニュースがなかった事で

クローズアップされてしまったのかなという印象です。

 

今回の問題について個人的に思う事は

なんというか

高橋克実さんとか、梅沢富美男さんが

土下座くらい当たり前

なんて事を言ってますが


それはそれで異常な世界なんだなと。


そんな異常な世界にいる自分も、

「まぁ、土下座する事もあるか・・・」

と思ってしまうあたり、感覚が麻痺してるんだなと・・・。

演出家をぶっ飛ばしてやりたいと思った事ももありますが、降板しようと思った事はありません。

自分から降板するって事は物凄い勇気がいる事です。てゆーか無責任。


降板した牧野さんもブログで言ってましたね。

自分が事務所所属じゃなくてフリーな立場なら降板しなかったと。


というわけで

私(自分)のようなフリーな立場の人間には出来ない事であり、逆に凄ぇなと感心してしまった次第。


演出家が悪いのは間違いないです。

火のないところに煙は立たず。

信頼関係を築けなかったのも間違いはなく。


 でも、実際に観て

一番大変なクロックガールズの劇団員の皆さんが

熱演して頑張っている姿を見ると感動です。

熱い拍手を送ったつもりです。


という

ざっくばらんな、色々なことを棚に上げた感想でした。

 

なので問題あればすぐ削除します。