ホテルをチェーンするSPG。
ホテルを利用した際に、特段のホスピタリティを感じたり、素晴らしい
接客応対をしてくれたり・・・という素敵なスタッフさんに手渡す
サンキューカードなるものがあります。

いわゆるサンキューレターですな。
ホテルを沢山利用する「エリート資格」保有の顧客に対して
SPG側が自前でカードを用意して、それをスタッフへ手渡してね!
という、CS向上施策・・・。
施策は素晴らしい!!
けど、なかなか手渡す機会が少ない。
ホテル慣れしている顧客だけの権利なので、並みな対応では
感動しないわけなので。
顧客は顧客で、宿泊初日にカードを渡して、滞在中のより良い
サービスを過大に期待してプレッシャーをかけよう!なんていう
アクションツールとして使っている人も居る様ですし。
まぁ、国内であればこんな使い方も有りか・・チップ制度ないし
とは思いますがね。
ちなみに、私はまだ手渡すほどの感動には出会えておりません。
SPGではない、下記のホテルでは、サンキューカードを渡したい
素敵な対応をしてもらったことがあります。
京都ブライトンホテル
帝国ホテル
素敵な対応=アップグレードや割引なんていう打算的なものではなく
素直にその対応に対して「すごいな」と思えたからなんですがね。
何かあった時の素晴らしい対応であったり、いつも当然の如く行う
対応、態度が感心させられたり・・という。
京都ブライトンホテルは、旅行先なのに救急車を手配してもらうほど
体調悪化した際の始めから終わりまでの、すべての対応について
自分が思いつく数段上の心遣いと心配りをしてくださった。
チェックアウトの際に、宿泊支配人(当時 T様)と他スタッフの皆様から
いただいたお言葉・・など、20年近く経過した今でも決して
忘れない出来事でした。
これだけでもサンキューカードを数枚渡さなければならないくらいです。
最低でも6枚は渡すスタッフさんがいますね。
更に5年後、同系列の別ホテルでその話をする機会があったのですが、
その数日後に、自宅へ「T宿泊支配人」から直筆のお手紙が・・。
5年前の出来事を覚えていてくれた上に、感謝の内容でした。
こういった事が、ホテルのファンを増やす・・・
本当の顧客満足なんだなぁと思っているので、
SPGではまだサンキューカードの出番がありません。
まぁ、そこまでの出来事が無くても、渡すべきなんでしょうけどね。