電池式の殺虫剤では、ほぼ無意味だと痛感した主は、
途方に暮れている場合ではない!
倍返しだ(当時はこの言葉は思ってないはず・・)
ということで、楽して闘っても勝つ見込みが無いなかりか、
北側の部屋を占拠されてしまいかねない状況に、奥さんも同様に焦り始め
「まず、チャタテくんの本拠地がどこなのかをしっかり把握しよう!」
という、まずもって至極当たり前な・・・ある意味原点からの
再出発となりました。
チャタテくんの生態からして、一番怪しかったのは
通販で購入した「お米」
食糧であり、なおかつ紙類でおおわれていて・・これまでは
家の中に見かけなかったチャタテくんなので、外部からの侵入として
考えられる対象物は、このお米だ!と。
スーパーで買うようなビニール袋入りではなく、米屋が精米して
段ボール似た茶色い紙袋(玄米が入っていたと思われる袋)に
入れて送られてきた10kgの米袋が、確信が持てるほど怪しい。
よし、食べてないけど・・開封しよう!
クローゼットの中に保管してあった米袋に
夫婦でドキドキしながら近づくのでありました。
そう
近づいただけ。
なぜか
米袋の表面を這いずり回るチャタテくんの集団が・・
ぱねえ!!!!
米袋を開けるよりも、何も・・これ本拠地でしょ?
確信が何に変わったのかは判らないが、チャタテくん密度の高い
エリアとして、渋谷のスクランブル交差点を彷彿とさせるほどの
奴らが行きかっているのであった。
あの米袋は、俺たちをミンチにしようとしている・・・
ハンバーガーヒルの名言に限りなく近いセリフを心でつぶやきながら
10kgの米袋を米ごと全廃棄する決心のもと、大きなゴミ袋を床に広げ、
米袋withチャタテくんallをゴミ袋に封入する事に成功
あわせて、クローゼットの中の洋服などをすべてチェックの上で
まだ侵攻を許していない部屋へと一斉退避勧告。
そう、北側の部屋は、最終決戦を迎えるにふさわしい状態へと
変貌を遂げるのでありました。
つづく