切られ損にならないか? | サザクロノート

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ゆるーい毎日の記録

義父さんが入院してから、早いことでもう2週間以上経過しました。

当初、手術後5日間から10日間で退院できるという話だった。

そもそも、義父が入院手術した経緯としては

肺に4cm大の影がある・・・

気管支鏡検査、PET検査なども行ったが「ガン」細胞は出てこない。

それでも現時点では気管支やリンパ節に浸潤していない様子なので

右肺の下葉を切除して、病理生検にだして確定させましょう



もし「ガン」では無かった場合は、切られ損とも言えるが

ガンなのかどうかわからないまま大きな「何か」を抱えて

生きていくのは不安なので・・・と、義父本人の決意のもと

入院手術になったのだが・・・正直、入院している病院の執刀医

担当医の説明が高慢で、半ば脅し文句にも聴こえてくるので

私としては猜疑心いっぱいで、相性の悪い病院と先生だなぁと

思っていました。

なので、術前術後の説明などは、ほぼすべて録音しております。

はい、医師を信じていないので。


手術をした結果、「ガン」では無かった。

執刀医は、術後の集中治療室で「切られ損」だねと笑っていた。

ここまでは、不安を解消するために臓器の一部を切除してしまった事は

天秤にかけると「いたしかたない」と思える程度だと思う。

本人も同意書にサインしているわけだし。

ガンではなく、単に右肺の下葉を切除しただけで、リンパ節も

切らずに済んだんだから、結果オーライだろう。


ガンだったら、術後も抗がん剤の併用等々、いろいろと大変なのは

想定の範囲内なわけです。しかもガンだと思って手術を受けたし。



それが、その心配もなくなり術後のリハビリ(咳と痰を出すこと、

運動して抵抗力を回復させること)に専念すれば良く、退院は

予定通りに行く算段だったのですが


結局、まだ入院しております。

ガンでもないのに・・・


そう、肺の下葉を切除した結果の合併症で、ガンとは違う病気との

戦いが始まりました。

まず、肺の一部が破けて空気が漏れてしまう「肺ろう」になりました。

その後、高熱が続き・・・胸膜炎という診断が下り・・・

膿胸の疑いがあるので、ドレーンを入れて確認したら、問題なしと

診断され。

ドレーンを抜いてからも高熱は下がらず、ドレーンを抜いた箇所から

夜中に胸水が噴出・・・

今度は再度全身麻酔をかけてドレーンを再挿入する緊急手術。

膿胸との診断でした。


肺の下葉切除の術後説明では、

「手術はうまくいった」「肺炎の心配もない」

と言っていたのに、今ではドレーンを入れて毎日肺を洗浄しています。

肺炎にもなっています。

入院前は正常だった腎機能と肝機能が著しく低下してしまいました。

短期間に2回の全身麻酔を行う結果になるので、腎臓に関しては透析も

視野に入れての手術になったほどです。

腎機能は少し回復したものの、肝機能は厳しい状況で投薬しています。


手術したせいで、こんなに酷い状況になってしまいました。

生きがいにしていた嘱託勤務も復帰は絶望的になり・・・

肺活量は当然減って、無事に退院しても今まで通りの生活は望めません。

加えて、他の臓器も悪くなってしまい・・・

さらにお金も時間もかかります。

手術後のこういった状況は、ちょっと想定外というか

少々想像を超えていましたね。

手術なんてしないほうがよかった・・と義父本人も感じていると思います。


何より

病院の医師から「大丈夫」と言われたことが、翌日には大丈夫では

なくなっていること。

説明が足りないこと、高慢な対応なこと・・・に不満が募ります。


正直、医者なんてなんも偉くない。

同じ社会人として、今回の担当医の姿勢には甚だ疑問です。

私の部下だったら、指導対象になるレベルですからね。

私自身、肝に銘じているのですが・・・

私も外に出ればただの人。

日ごろ接するお客さんも、単なるお客様ではなく社会人であること。

社会人としてのマナーや常識などを意識して応対しないと恥ずかしい

そういうことに気がついていない高慢な医者は、客観的にみて

厚顔無恥になっていないか常にチェックしてほしいと思います。


入院中の患者は、従うしかないのが現状なので・・・


明日も仕方なく我慢の闘病生活です。


がんばれ!義父さん!!