まず、疑問に思ったのは
女子が良く弁当のお伴にもってくる「フルーツ」はオヤツなのか
食事なのか?ということだった。
バナナやイチゴ、メロンなどをメインの弁当箱ではなく小さく可愛らしい
タッパー型の容器に入れて持ってきているではないか!
私はフルーツが苦手な少年で給食の冷凍ミカンも食べない主義だったので、
このフルーツの別盛りというものには縁が無かったのだが、だからこそ
単純に疑問に思ったわけで。。
バナナをオヤツにしている人だっているが、このバナナの代金はお小遣いの
予算に計上しているのかどうなのか?
おそらく誰も明言しなければルール適用していなかったはずだ・・・
そう、まさしくフルーツはグレーゾーンだったわけである。
もちろん、「びっくりうかし餅」はフルーツではない。
ただ、餅米で出来ている「餅」であってオヤツのカテゴリーに入るものかどうか
争うことは可能なはずだと思いついたのである。
そして同時に、オヤツには上限300円設定はあるのに、お弁当にはいくらお金を
かけようと各家庭の勝手という落とし穴にも気が付き・・・。
フルーツは上限金額が設定されているオヤツではなく、予算無制限のお弁当に
該当するのかどうなのか。
仮にフルーツはお弁当の一部として認可されるのであれば、
びっくりうかし餅はお弁当の一部に該当させることは出来ないものなのか。
そもそもお弁当とオヤツ、それぞれに分類するための定義は何なのか?
これを俎上に乗せて、担任の先生との数日にわたる激しい交渉の幕が
切って落とされたのであるが・・・
先生は困っていたのを覚えている。
そう、給食に出てきたバナナを手に取りこの質問を叩きつけたときの
返答に苦慮する先生の顔をぼんやりとだが覚えている。
そして先生は明確な答えを出せずに「少し検討する・・・」と反駁を
持ち帰ったその日は、小学生ながらにその交渉過程に気持ちの良さを
覚えて、「勝った」と思ったものでした。
数日して
先生が給食のときに「びっくりうかし餅」をオヤツにして持ってきて良いと
許可してくれました。
もちろん、質問した論点についての回答は無く、オヤツの他にお弁当の一部
として「びっくりうかし餅」を持って行くという<完全勝利>ではないものの、
上限300円を超えて持っていけるという当初の目的は達成できたのでありました。
この交渉の結果、私の他にも「びっくりうかし餅」を持っていく生徒が
もう一人増え、その友人と山頂近くの広場スペースで持参したお椀に
水筒で持ってきた水を用いて「びっくりうかし餅」を作って食べたんだよなぁ。
美味しかったなぁ
そんな事を思い出し、検索してみたら
なんとまだ売っていました!
大人になって、百貨店の防災用品売り場に「保存食」として
形を変えて存在していたのは知っていましたが、ちゃんと
「びっくりうかし餅」としても売っていたんです!
↓↓
http://eshop.mcci.jp/omusubi.htm
今度大人買いしようかと思います。