思い出を消してゆく | サザクロノート

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ゆるーい毎日の記録

私は趣味でフィルム時代の一眼レフカメラを嗜んでおりましたが、
今はデジタルカメラやデジタルムービーになってしまい、
本格的に写真撮影を目的にした旅行なんてしておりません。


フィルムカメラ時代は、ネガなりポジなり現像したフィルムが残って
そこに映しこまれた思い出はなかなか捨てることもできず、意図せずとも
残っていってしまう類のものだったと思います。


ただ、今のこのご時世・・画像の元がデジタルになってしまい
ボタンひとつで消し去ることが可能になってしまいました。

また、フィルムと違って、懐を気にせず大量に撮影できるので
無駄撮りも平気に出来る反面、シャッターの一押しにかける思いも
軽くなったかなと思います。


この進歩のおかげで、消したくない思い出も、消しておくべき思い出も、
消さなければならない思い出も、瞬時に成せるようになりました。


思い出を簡単に残せる技術と、簡単に消し去る技術のおかげで・・・

自分の大切だった思い出を消してゆくのは辛い作業ですが、
残しておくのも辛いものなので


少しずつ、少しずつ・・・消してゆきます。


それでも、まだ「網膜」「脳裏」というフィルムには

残ってるんですけどね。