昔昔・・と言っても、30年くらい前のことですが
私が10歳くらいまで住んでいたお家が建て替えられて
もう面影も無い状態になっているのを、少し前に知りました。
貧乏ながらも、その当時までは楽しく過ごしていたお家。
古い写真にお家の前で父親に撮影された写真が残っていますが、
その写真を撮影した場所も含めて無くなってしまいました。
その写真を撮られる時の、お天道様が眩しいながらも
父親が構えるカメラを見ていた記憶は、今も鮮明に覚えています。
ふるさと・・・と言ってもね、東京23区内なのですが
自分の帰る場所が無くなってしまうという、なんとも言えない
喪失感って寂しいものです。
今はインターネットで、そういった情報や現地の画像を見ることが
可能なので、知ることができたのですが
車飛ばして見に行こうかな・・・
なんて思ったりします。
帰るところの有る人が羨ましいです。
彼女は「有る」側の人ですので、その感覚は理解しにくいかも
しれませんが。
新築でもなんでも
自分が独り暮らしをしていた部屋を引っ越して
その部屋に他の誰かが住んでいるを見たときの寂しさとは
また違った、『もうここに無い』喪失感は
正直凹みます。
若かりし頃は、そんなイメージ無かったんだけどな。
ふるさと
を意識する歳になったってことでしょうかね。