海外旅行保険 | サザクロノート

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ゆるーい毎日の記録

おはようございます。

今朝がた、彼女がスッキリを見ながら支度をしていると

海外旅行中の事故に合った方が、国内旅行会社と現地旅行会社に対して
賠償を求めているような話が出ていました。

結論は、欧州とは違って日本では旅行中の保険は短期間でも良いので
加入しておきましょう・・というか強制保険のようにしても良いくらい
という話でした。


インタビューに答えていた事故に合った方が保険未加入のご様子

海外旅行保険未加入ではいざというとき訴訟も治療も賄えない

海外旅行保険には入っておきましょう


こんな流れに受け取れました。


戦後の観光目的の海外渡航が制限されていた時期ならいざ知らず、
これだけ旅行商品(ツアーなど)が溢れ返り、年間の海外旅行者数も
1500万人を超えている中(数年前はもっと多かった)、海外旅行保険の
重要性を今更特集組んで放送しているのには驚きました。

最近の海外旅行中のバス横転事故やスイス列車事故などを受けての
企画なのでしょうけど。

旅行保険、補償額の多少はありますがクレジットカードにも付帯してたり
ツアーパンフレットや旅行会社の窓口でも保険は勧められています。

インタビューでトルコ旅行中の事故で怪我をされた未加入の女性が
海外旅行保険を知らなかったとは思えないのですが。

企画旅行と手配旅行の違いでも法的な特別補償の有無で
差がありますが、どうやらこの女性・・手配旅行のようでしたし。

旅慣れないツアー客なら「かもね」とも思いますが
トルコに手配で旅行しておいて、事故にあったら保険未加入。
補償は旅行会社に請求して係争中・・・


この女性・・・今現在の日本においては「クレーマー」です。

「国内の旅行会社でお願いしたから、安全も買っていると思っている」

と自分勝手な思い込み(自分ルール、ワガママ)まで吐露していましたから

今の日本の海外旅行保険の仕組みであれば、クレーマーです。


番組としては

①海外保険未加入の女性が国内旅行会社に補償を迫る
②日本では海外旅行保険は重要です

という内容を軸にしています。

①をクレーマー扱いにしないように「被害者」色を強調しつつ
②を視聴者に伝えたつもりなのでしょうが、

この女性を肯定すると、海外旅行保険に保険料を払った人も
払っていない女性も、怪我をしたら同等の補償を受けて
しかるべき・・・欧州では旅行会社が責任を負う国もあるから。

という主旨になります。


この怪我した女性をクレーマーにしないで、せめて保険を知らない
情報弱者扱いにするには

旅行会社が販売する『旅行商品』全てに、保険を組み込んだ
価格設定をすること。

いわゆる強制保険みたいなものにするしかないわけです。

そうすれば、海外旅行で海外で傷病になった際に多額な
請求が発生するとか、そのための保険もあるよ!という
既に常識となりつつある内容を知らなくても、いざとなれば
補償されますので。

ただね、そうなれば良いとは思いますけど・・・

保険料率が適正なのか、補償範囲は十分なのかなど
旅行者が選ぶことができなくなります。

結果、海外へ旅行する際は、自分で選んだ保険に加入していないと
渡航してはならない・・・自己責任による強制保険制度に
帰着しそうです。


こういった内容をTV番組でも触れてあげないと、

海外旅行保険を知っている大多数の人からすれば、
この怪我をされた女性は『単なるクレーマーじゃん!』に
なってしまいますので。

実際、彼女にはクレーマーとしか伝わってこなかったからね。