Microsoftのキラーコンテンツと言える「Microsoft Office」はMacでも使えます。

 

MacでMicrosoft Officeを使うには、Mac標準搭載のOfficeアプリと、Mac用のMicrosoft Office製品に、無料Officeの計3つの方法があります。

 

では、それぞれについて、ご説明していきます。

 

 

Mac標準搭載のOfficeアプリ―Pages/Numbers/KeyNote

 

Pages/Numbers/KeyNoteは、Apple社が開発しているMacOS/iOS用のOfficeソフトです。App Storeから無料でダウンロードできます。

 

Pages(ワープロ)はWordと比べるとごく一般的な機能で、縦書きや禁則に弱いが、基本横書きなら問題なく使用できます。

 

Numbers(表計算)は、Excelより機能は少ないですが、表を作成したり計算を行ったりなど、ビジネスシーンで必要となる機能は搭載されているため、高度な機能を必要とする業種の方以外であれば基本的には特に業務に支障なく使用できます。

 

Keynote(プレゼンテーション)はクリップアートがないため、素材は自分で探す必要があります。文字の装飾機能や図形などのオブジェクトの扱いも弱いです。
テンプレートデザインやエフェクトやトランジション(ページ切替の時のアニメーション)のデザインがよくて、Appleの基調講演や製品発表会で使っているようなプレゼンテーション資料が作れるのが魅力です。

 

ということで、MacでOfficeの基本機能を使うなら、Pages/Numbers/KeyNoteで十分ですが、Officeの高度機能を使いたいなら、やはりMicrosoft Office製品を購入する必要があります。

 

Mac用のMicrosoft Office製品を購入する

 

現在、Macで使えるMicrosoft Officeの最新版は「Office 2016 for Mac」。

 

Office 2016 for Macには、主に永続ライセンス型(Office Home & Student 2016 for Macと Office Home & Business 2016 for Mac)とサブスクリプション型(Office 365 Solo)の二つの購入種類があります。

 

永続ライセンス型Office 2016 for Mac

 

代金を支払ってライセンスを購入する形態です。

 

買い切り型で、Office 2016 for Macのサポートが終了するまで追加費用が発生しないため、このライセンスを「永続ライセンス」ともいいます。

 

また、次のバージョンのOfficeを使用するには、料金を支払ってアップグレードする必要があります。

 

利用できるアプリとして、Office Home & Business 2016 for Macは、Word・Excel・PowerPoint・OneNoteの他、メールソフトのOutlookも含まれています。

 

Office Home & Student 2016 for Macなら、Outlookが利用できません。

 

二つの製品とも二台のMacでインストールでき、Office Home & Business 2016 for Macは家庭での基本的な作業に加え仕事でも使えます。

 

 

サブスクリプション型のOffice 365 Solo

 

このライセンスの支払方法が「月額または年額課金」による「サブスクリプション契約」となります。

 

永続ライセンスに対して、サブスクリプション契約では、月ごとまたは年ごとに支払が発生します。

 

次バージョンへのアップグレードが契約期間内に無料です。つまり、サブスクリプション契約を継続すれば、いつでも最新バージョンのOfficeを使用できるわけです。

 

Office 365 SoloならすべてのOfficeアプリが利用でき、二台のPC(Windows/Mac)にインストールできます。

 

ということで、OfficeをMac(Windows使わない)だけに、長年間使いたいなら、永続ライセンス型Office 2016 for Macがお得。

 

OfficeをWindowsとMac両方で使い、常に最新版を利用したい方には、サブスクリプション型のOffice 365 Soloがお得。

 

Office 2016 for Macについて、詳しく了解したい方は、以下の二つのブログをご覧ください。

 

Office 2016 for Macはどれを購入すればいいのか?

 

【価格比較】Office 2016 for Mac の上手な選び方や激安購入法!

 

Macで使える無料のOfficeを使う

 

Macで使える無料のOfficeには、主に、Office Online 、Open Office及びLibre Officeという三つのOffice互換ソフトがあります。

 

Microsoft Officeと高い互換性を持つLibre Office

 

OpenOffice.orgから派生したフリーのOfficeです。MS Officeと互換性が高く、他のOfficeと比べて軽いのが特徴です。

 

MS Officeでいうと、インタフェースはOffice2003の形式に近いです。1.5GBの容量があります。

 

本ソフトには

 

ワープロソフト「Writer」→Word
表計算ソフト「Calc」→Excel
プレゼンテーションソフト「Impress」→Power point
データベースソフト「Base」
ドローソフト「Draw」
数式編集ソフト「Math」

 

の6つのソフトが含まれています。

 

Libre OfficeをWordやExcelとして使いたい場合は、「新規作成」の項目にあるWriter、Calcなどをクリックします。

 

ワープロソフト「Writer」は、Microsoft Officeの「Word」に当たります。 プロパティが右にあり、Wordで開く時にフォントの大きさが変わりますが、内容が正しく表示されます。もちろん、「.docx」で保存できます。

 

操作性が高いOpen Office

 

Libre Officeと同様、OpenOffice.orgから派生したフリーのOfficeで、650MGの容量があります。

 

有料のオフィスソフトに比べると操作性に劣りますが、家庭で使うならOpen Officeも操作が快適です。

 

Word、Excel、Power Pointなどが利用できます。

例えば、売上などを徹底的に記録・集計するのが目的なら、Open Officeでこと足りるはずです。要するに、数値を扱う作業に特化するほど、Open Officeで十分になってくる。

 

Microsoftから提供するOffice Online

 

Office Onlineは、マイクロソフトから提供される「Web上でOffice製品が無料利用できるサービス」です。

 

従来のWordやExcelと高い互換性があり、家庭で使うなら十分な機能が備わっています。

 

インターネットに接続すれば、どのようなデバイスでも場所を問わずアクセスすることができ、無料でWord、Excel、PowerPoint、OneNoteのドキュメントを表示、編集、共有できます。

 

「Microsoftアカウント」に登録するだけで利用できます。登録はもちろん無料です。

 

どれを使えばいい?

 

以上、MacでOfficeを使う3つの方法をご紹介しましたが、どれを使えばいい?

 

MacでOfficeをちょっとだけ使い、基本機能で十分という方に、Mac標準搭載のOfficeアプリ或いは無料Officeがいい。

 

Officeの高度編集機能を使いたいなら、Mac用のMicrosoft Office製品を購入した方がいい。