私たちは普段、

 

「いま」という瞬間

 

どのくらい意識して

生きているでしょうか?

 

 

今日は

 

「いま」を味わって生きることの大切さ

 

について書こうと思います。

 

 

  「いま」に意識を向ける

 

 

私たちは常に

「時間」という概念の中で

生きているため、

 

「いま」に意識を向けるよりも、

 

「過去」「未来」

意識を向けて過ごすことが多い

かもしれません。

 

 

「あのとき、もっとああしていれば...」

と過去を悔やんだり、

 

「これから先、どうしていけばいいのか」

と未来を不安に思ったりしている時、

 

私たちの意識は「いま」にありません。

 

 

たとえば、食事をしながら

別のことを考えていたり、

 

何かの作業をしながら

次にすることを考えていたり、

 

常に時間に追われている忙しい人ほど

 

「いま」を意識する余裕が

なくなっているかもしれません。

 

 

しかし、今後タイムマシンが発明されて

過去へ戻れるようにでもならない限り、

 

「いま」という瞬間は

二度と体験できません。

 

たとえ、思い出の中の

「あの瞬間」をもう一度体験したい!

とどれだけ願ったとしても、

 

その瞬間をもう一度

体験することはできない

のです。

 

 

  時間は二度と戻ってこない

 

 

人生は「いま」という瞬間の連続です。

 

そう考えれば、

 

「いま」という貴重な瞬間を

 

もっと大切に味わいながら生きても

良いのかもしれない

 

と気付きます。

 

 

少しでも時間をとって

好きな飲み物を飲んで一息つく。

 

ゆっくりと湯船につかって

温かさを感じてみる。

 

綺麗な景色を

ただ静かに眺めてみる。

 

そんなちょっとしたことでも

 

「いま」を味わうことができます。

 

 

「いま」目の前にいる人や

自分の目の前にあることに意識を向けて、

 

大切に「いま」を味わって生きる

 

人生の意味や本当の豊かさに

もっと気付けるのかもしれません。

 

 

1700年代に生きた政治哲学者

ジャン・ジャック=ルソー

このような言葉を残しています。

 

 

「ある者は明日に、

 他の者は来月に、

 さらに他の者は十年先に

 希望をかけている。

 

 誰一人として、

 今日を生きようとする者がいない

 

 

多くの人は未来のために

「いま」を生きているのに、

 

「いま」を大切に味わうことを

忘れてしまいます。

 

老後の安定のために

「いま」の時間や健康を犠牲にしてでも

必死に働いて貯金しないといけないとか、

 

5年後、10年後、20年後のために

 

「いま」感じることや

「いま」やりたいことを

犠牲にしてがんばっているとしたら、

 

あなたは「いま」幸せなのでしょうか?

 

 

「忙しい」という漢字は

「心を亡くす」と書き、

 

「念」という漢字は

「今の心」と書きます。

 

 

心を亡くして

「いま」を生きるより、

 

「いま」という瞬間に

 

「念(思い、気持ち)」

を込めて大切に生きる方が

 

より豊かに

幸せに生きられる

のではないでしょうか。