あなたは自分の人生に起きた

過去の出来事の中で、

 

後悔していることや

忘れたいくらい辛かったこと、

 

ずっと許せないでいることが

あるでしょうか?

 

何故あのような

不幸な出来事が起きたのだろうと、

 

度々思い出すことはありますか?

 

 

あなたの過去に起きたこと自体は

変えられませんが、

 

その出来事に対する見方や解釈を

変えられるとしたらどうでしょうか。

 

あなた自身の過去の出来事に対する

印象が大きく変わることで、

今後の生き方まで変わるとしたら...?

 

 

  現実は幻想?

 

 

スピリチュアルな世界では

 

「現実は幻想である」とよく言われます。

 

 

ただ「現実が幻想だ」と言われても、

 

いまいちピンとこない人が多いと思います。

 

 

仏教の経典である般若心経の中には

 

「色即是空 空即是色」

(しきそくぜくう くうそくぜしき)

 

という言葉があります。

 

 

色(しき)

「この宇宙に存在する物質や現象」を表し、

 

即是(そくぜ)「=(イコール)」

 

空(くう)「流動的で形のないもの」

を意味します。

 

つまりこの言葉は、

 

「人間を含むこの世の全てのものは

 流動的で実体がなく、

 

 因果(縁起)が無ければ

 全ての物事は現象化しない」

 

ということを表しています。

 

 

私たちの目の前にあるものが

 

「本当は実体がない」と言われても

 

いまいちピンとこないと思いますが、

 

物質に対する見方を変えると

 

理解するためのヒントが見えてきます。

 

 

  目に見えないエネルギー(量子)

 

 

私たちが普段見ているこの世界は

何から出来ているでしょうか。

 

あなた自身の体や、

今あなたの目の前にある物質は全て

 

「量子」から出来ています。

 

「量子」とは、

物質を構成している

原子レベル以下の

小さなエネルギーの単位のことです。

 

この小さなエネルギーの性質を

解き明かす学問が「量子力学」です。

 

 

たとえば、私たちの肉体は

たくさんの細胞が集まって

出来ています。

 

その細胞は小さな分子によって

構成されていて、

 

分子の中には原子があり、

原子の中にはさらに小さな

中性子や陽子があります。

 

その中性子や陽子の中には、

もっと小さな

目に見えないエネルギーがあり、

それらは素粒子と呼ばれます。

 

つまり、全てのものは分解して

小さくしていくと、

全て「量子」として見ることが

できるのです。

 

 

私たちが普段、

物質だと認識している全てのもの

 

「目に見えない

 小さなエネルギーの集合体」

 

であり、変化する形のないもの

 

であることが分かります。

 

 

  人生という名の映画

 

 

もしも、この世界の全てが

 

本当は実体のない幻想(フィクション)で、

 

あなたの生きている現実が

 

「スクリーンに映し出された映画」

 

だとしたらどうでしょう?

 

 

自分が生まれてから死ぬまでのシナリオを

 

全て自分で決めてきて

 

それを自分で演じているのだとしたら

 

どう思いますか?

 

 

制作・主演・監督を自ら行っている

 

「あなたの人生」という名の映画です。

 

 

「自分で人生のシナリオを決められるなら

 こんなに辛く苦しい場面は作らない」

 

「そんなの嘘に決まってる。ありえない!」

 

と言いたくなるでしょうか?

 

そう思われる方は、

そのように考えなくても

全く問題ありません。

 

現実をどう捉えるかはあなたの自由ですし、

今あなたがどう考えるかも

全てシナリオ通りなのかもしれません。

 

関連記事→人生のシナリオ

 

 

  魂を成長させる体験

 

 

もしも人生のシナリオが

映画のように決まっているとしたら、

 

私たちは一体何のために

生まれてくるのでしょうか?

 

 

日本で胎内記憶(生まれる前の記憶)

について研究されている医学博士である

池川明先生の著書

 

「胎内記憶が教えてくれた この世に生まれてきた大切な理由」

 

には、以下のように書かれています。

 

 

『この世に生まれる前のこと、

 空の上でのことを覚えている

 子供たちがいます。

 

 彼らの証言によると、

 人生はさまざまな体験を通して

 魂を磨く場。

 

 そう考えると、今あなたを

 悩ませている大変なことこそ、

 魂を輝かせるチャンスとして

 捉えることができるのです。』

 

 

生まれる前の記憶を持っている

子供たちの話によると、

 

どうやら私たちは今の自分の人生を

自ら選んで生まれてきているようです。

 

もちろん生まれる前に

自分で決めたことは

忘れる仕組みになっているので、

何も覚えていないのが普通です。

 

 

私たち人間の本質はであり、

 

人生のさまざまな体験を通して

「魂を成長させるため」

生まれてくるのだそうです。

 

つまり、私たちの人生に起こることは

 

喜びも苦しみも全て意味のあることで、

 

それらを経験することで

 

それぞれに必要な学びを得ている

 

ということです。