東洋医学的にPMSを考える | 漢方の力で素敵なライフスタイルを

漢方の力で素敵なライフスタイルを

久留米市で薬剤師をしている今村葉子です。
漢方の力を上手に使って、より健康に、より溌剌とした素敵な毎日をみなさまに送っていただきたいと願っています。

〜身体からのサインを傾聴する〜 
養生生活案内人・今村葉子です


女性ならば耳にして気になった事が
ある言葉
PMS
いわゆる月経前症候群のことです
生理がはじまる3~10日ぐらい前から起こる不快な症状で、身体的なものから精神的症状まで実にさまざまな症状が現れます

生理がはじまるとウソのように症状が消えてしまうのもPMSの特徴のひとつです


まず
この状態を西洋医学的にアプローチすると…

排卵後の女性はプロゲステロンという
ホルモンが増加してきます

このホルモンは妊娠を助けるホルモンなので
子宮内膜を柔らかくしたり
体内に水分や栄養を溜め込んだり
妊婦さんが安静に過ごせるように
眠気をきたすような生理的作用を担っています

一方、漢方的な視線では……

生理前には大量の血液が子宮に送り込まれます

それは
赤ちゃんを迎えるために
血液を介して栄養をため込んでおかなければ
いけないから 
(この考え方は西洋医学とリンクしますね)

陰陽五行では
肝と子宮は親子関係にあります

子宮にたっぷりの血液を送るために
親である肝のお仕事が増幅します

当然、生理前は
肝は疲弊する時期になります
(肝の機能低下と血の不足)

そして体が重だるくなり
代謝が落ちて太りやすくなり
やたらと眠くなり
動く気力がなくなりやすくなります
(気の停滞) 


つまり

・肝の機能低下
・血の不足
・気の停滞

これが漢方的な生理前の状態
ということが言えます

となると答えは自ずと出てきますウインク

・肝を養う
・血を補う
・気を巡らせる

この3つのケアをしてあげると良いんですウインク

薬膳的には

肝を養う
→香り野菜(春菊、セロリ、三つ葉など)やイカ、タコ、まぐろ、イワシなど

血を補う
→黒豆、ほうれん草、プルーン、なつめなど

気を巡らせるもの
→香り野菜、柑橘類、ジャスミン、ラベンダー

もっと詳しい薬膳に関しては
私の症状翻訳家®️養成塾のお仲間である
岡部琴美先生のブログを
くまなくお読みくださいてへぺろ

このPMSのお悩みに対しては
漢方はとても効力を発揮します

毎月生理前にイライラして重だるくて
ドヨーンとなっていた方が
健康的に生理を迎えられるようになった
症例が沢山あります

キラキラ輝く毎日を送るために
漢方を試してみませんか?


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