先週、家族旅行で大阪に向かう新幹線に乗っていた時のこと。

 

「具合の悪いお客様がいらっしゃいます。お客様の中にお医者様か看護師さんがいらっしゃいましたら、至急3号車前方にお越しください」

(うろ覚えだけどこんな感じ)

 

とのアナウンスが流れたんです。

 

これまで何度も新幹線や飛行機に乗っていて、初めて聞いたこの放送。

私は看護師だけど、出ていくの迷いました。

私が出て行っても役に立たなかったらどうしよう・・・

下手こいて逆に迷惑かけたら・・・

 

そんなこと思ってたら隣で旦那が肘をつついて「行け」とジェスチャしてきます。

子どもらの手前、「ママ恥かきたくないの」とも言えないし・・・

なので、出ていきました。

めっちゃ、他のお客さんにジロジロ見られました。

「あの人医療関係なのか~」って見てたんだと。

恥ずかしい反面、ちょっとドやる気持ちも・・・

さっきまであんなに迷ってたのに、行っても何にも出来ないかもしれないのに、なにこのドやる気持ち。

ちょっと待て。後でノート案件だわ。

 

そんなこと思いながら向かったら、既に医師の方が対応して下さっていると言われ、引き返していきました。

 

しばらくして、停車予定ではない駅に緊急停車しました。

既に救急隊がホームで待ち構えていて、お客さんは搬送されていったようでした。

 

とにもかくにも、無事に搬送されていったことにホッとしました。

だけど、今後もあり得ることだし。

新幹線の中で具合悪くなるって、どんな状態が予測できるだろう?

ビックリしすぎて、なんもわかんなかったなあ。

次に同じ事態になったら、すぐに出て行って、何か手伝いたいなあ。

そしてこの本を早速ポチリました。

 

 

 

以前の私だったら、後で買おうと思ってそのまま忘れていたかもしれない。

そしてたった3,000円の本に、「ほぼボランティアに3,000円出すの⁉️」って低脳が働いたかもしれない。

だけど、私なりに出来ることを気負わないレベルでやろうと決めたからこそ、すぐにポチる事ができた。

 

 

何もできないかもしれない。

恥かくかもしれない。

でも名乗り出たい。

名乗り出なかったモヤモヤを持ったまま、下車したくない。

名乗り出ることで少しでも安心してもらえるなら、名乗り出たいと思う。

 

そして!!

新幹線の乗務員と、救急隊との連係プレーが素晴らしくて、感動しました。

本当に、神ワザだと思った。

後続車両もいて、急には止まれない新幹線。

止まったとしても、そこがド田舎で医療機関が整ってなければ困るので、事前に周辺の地域の医療体制も確認しておく必要があるし。

本当に、どうやっているんだろう!!

こんな素晴らしい連携プレー!!

だから、私たちは安心して暮らせるし、旅行にも行けるんだ。


そこに少しでも協力できるならば、と思って、この本を読んでいます。



親しみやすいようにデコってみた!実際、わりと読みやすい内容になってます〜

新幹線や飛行機って、思ってた以上に身体に負担掛かるよね、、、って実感します。

今まで無意識で利用してたかも。一般の方にもオススメです。

 

看護師として、高い高い志があるわけはないですが、ただ目の前のことに精を出せればそれで十分、と決めました。

 貴重な経験出来ました。


新幹線の中でちょっとドヤった気持ちについても、ノートしてみました。

どこの看護師さんもそうだと思うのですが、私も普段、「出来て当たり前」「ミスったら公開処刑」の空気の中で過ごしているので、褒められることなんてないのですが。だからこそ、医療職であるだけで、異業種の方から褒められるの、内心すごく嬉しいんですよね。

だけど、とてもじゃないけど「そうなんです、尊いですよね!」なんて言えないです。

だけど本当は、褒めて欲しいな、頑張りを認めて欲しいな、って気持ちがどこかしらにあったんだと思います。


そんな気持ちを認めたなら、これからは自分で自分を労うだけだな、と気付けました。


大阪城、楽しかった!

結構混んでた!海外からのお客さんが多かった。

歴女の長女が1番楽しんでました♪