いつもなら、
新緑が美しく。
遠くから眺めても、
その中を歩いても、
心地よい風を感じながら、
ようやく花粉症が収まったことを喜び、
春の気持ちいい空気を、
胸いっぱいに。
な、
日々。
が、
今年は、
目と肌では堪能してても、
鼻と口には、
未だ布きれ。
辛抱、辛抱と、
心の内で唱えつつ、
少しでも心軽くなることを、
少しでも。
既に日付が変わってしまったが、
とっても大事なことを、
いくつも教えてくれた、
とっても大事な人の日。
いつもなら、
自分のなかだけで、
想い、偲び、耽っていたけど、
こんな日々だからか、
留めておこうと、
思った。
と言って、
思い出話やなんかを書くわけではない。
それはいつでも鮮明に、有るから。
でも、
いつかの自分のために、
ひとつだけ。
初心を忘れないために、
言葉を忘れないために。
いつも鏡前に置く1枚。
家では、
濃密な日々の軌跡の前に。
また、
会いにゆきます。
がんばりましょう