2023年夏登山は、八ヶ岳の中でも比較的登りやすいと言われている硫黄岳へ。
八ヶ岳らしい苔の世界、頂上から見る赤岳などの雄大な景色、そして山小屋グルメ、、危険な箇所もなく楽しい山登りでした!
2023年8月18日(金)
【コース】
桜平登山口(25分)→夏沢鉱泉(60分)→オーレン小屋(30分)→夏沢峠(60分)→硫黄岳山頂(10分)→赤岩の頭(50分)→オーレン小屋→桜平登山口
コースタイム約5時間
当日は家を朝3時に出発!
さすがにこの時間に出れば渋滞もなく順調です。
車窓から夜明け前の富士山が見えたのですが、ご来光目当ての登山者のヘッドライトの光の筋が見えたのが新鮮でした。
途中のひまわり畑。
まだ空は薄暗いので花はうなだれ気味ですが、綺麗です。
登山口の最寄りにある桜平駐車場へ行くには、最後未舗装のダート道を通らなければなりません。
この右の道を入っていきます。
写真だとイマイチ伝わらないけど、なかなかの悪路なので最徐行で進んでいきます。
レンタカー(ヴィッツ)だったのですが、途中坂道を上る馬力が足りず、なんと一度車が止まりまして笑 降りて後ろから車押さなきゃならないかと焦りました〜(大丈夫でしたけど)
駐車場は登山口に近い方から上中下と3箇所。
下はダート道入ってすぐありましたが、さすがにそこから歩くのは遠いのでスルー(駐車場は空いてました)。
目指すはトイレもある中駐車場。ダート道の入口から約30分で到着しました。
で着いてびっくり。ほとんど満車!
平日なのに、3時に家出たのに!
一応敷地内にスペースがあったので何とか停められましたが、山小屋やテン泊してる人も多いのでしょうね。あー早めに出発しといて良かった。
6時半、駐車場から登山スタート!
朝日に照らされる苔が美しい。
駐車場から約10分で桜平登山口に到着。
本日のルートを再度確認。
ではあらためてスタート!
沢沿いの気持ちのいい道を歩いていきます。
水の流れる音と鳥のさえずりしか聞こえない。ほぼ平らの道で森のお散歩気分です♪
苔の森。
もののけ姫の世界です。
○アキノキリンソウ
温泉っぽい匂いがするなぁと思ったら、夏沢鉱泉に到着しました。
ここで入山届を提出。
日帰り入浴も出来る秘湯の山小屋。
下山後ここで温泉入ってビール飲むのもいいなぁ。
再び八ヶ岳らしい苔の森へ。
森の精霊が見えそう?
苔の種類の多さにテンションが上がります。
常に頭の中には米良さんの歌声が流れ続けてました笑
上の方だけ紅葉してる!
○エゾヘビイチゴ
夏沢鉱泉から約1時間、オーレン小屋に到着!
ここまではハイキング気分で気持ちよく歩けるコースでした。
オーレン小屋から硫黄岳山頂へは、夏沢峠もしくは赤岩の頭経由どちらでもいけます。
私達は、夏沢峠から登り、赤岩の頭から戻るルートにします。
ちなみにトイレ事情。
中駐車場にもトイレありましたが(100円)、オーレン小屋にも綺麗なトイレ有り(200円)。
駐車場のトイレは綺麗でしたが、柄杓で水を流すタイプでした。
オーレン小屋から先は、道が細くなり本格的な登山道になります。
危険な箇所はないけども、基本登りっぱなしです!
30分位すると、森から抜けて視界が開けてきました。
夏沢峠に到着です。
ヒュッテ夏沢という山小屋の後ろには、目指す硫黄岳!
ちょっと休憩して、山小屋の間を通り山頂へ向かいます。
夏沢峠の先は、さらに急登に。
ポーズを決めるオットを撮りつつも笑、この辺りから日頃の運動不足がたたってめちゃ足が重い、、
ですが景色は素晴らしい。
写真だと分かりづらいけど、槍ヶ岳が見えます。
北アルプスの山々に元気もらう〜
さっきのヒュッテ夏沢があんなに下に!登ってきたなぁ。
所々に咲く高山植物にも癒されます。
○ウメバチソウ
○ダイモンジソウ
○トウヤクリンドウ
Googleレンズって便利♪
向こう側に見えるのは天狗岳?
天狗岳は2つの峰を持つ双耳峰です。
頂上までは遮るもののない天空歩きになります。
足は上がらないけど、気持ちいい!
あの山肌の筋は何だろう?
○オンダテ?
ふと後ろを見ると、横からガスが迫ってきてる!
山の天気は変わりやすいですよね。
せめて頂上に着くまで視界持ってくれますように!
硫黄岳の見どころのひとつ、爆裂火口の横を通ります。
はるか下まで切り立った大きな火口で迫力満点!
おお〜
振り返るとこの眺め!
頂上まではあと少しです。
そして9時35分
硫黄岳山頂(2760m)に到着!
山頂広い!
登山口から約3時間、気持ちは全然疲れてないつもりでも、足が全く上がらないという状況でのゴールでした笑
頂上の目の前には、ドーンとこの景色!
横岳、赤岳、阿弥陀岳。八ヶ岳の主峰たち!
迫力と、稜線の眺めが美しい!
実は山頂に着くまでこんな感じで見えると知らなくて、途中ガスで隠れた山々の方(反対側)だと勘違いして「あー赤岳見えないよなぁ」と密かにガッカリしてたのですが笑 勘違いで良かった。
硫黄岳から横岳や赤岳への縦走もさぞ素晴らしい眺めなんだろうなぁ。
ちなみにオットの父はこの1週間前、あの赤岳に登ったらしい。しかも日帰りで。すごいな。
山頂はベンチなどはありませんが、とにかく平らで広いので、その辺に座って果物タイム。
梨美味しい♡
夏の山登りのご褒美は、やっぱり果物が1番好き。
下りは、来た方向とは逆の赤岩の頭方面へいきます。
写真の右の方の道。
ちょっとガスが上がってきてる気がするので、そろそろ出発しましょう。
この気持ちのいい眺め、もっと見てたい気もするけど。
さて下り。こちらも眺めのいい稜線の道!
頂上からあっという間に赤岩の頭に着きました。
ガスはまだ大丈夫でした。
登りが急登だったということは、下りも急登。
ここからはひたすら下っていきます!
途中からは、また森の中へ。
往路の夏沢峠経由のルートの方がきっとメジャールートなのかな?と思われるのですが、復路のこちらの方が若干道が荒れている印象。
大きな違いではないけど、結論としては夏沢峠経由の方がおすすめです!
ちなみにずっと下りだったので、今度は膝が笑ってきてこれはこれでツラかった笑
まだオーレン小屋着かないの?って何回言ったかな笑
そしてやっと、テント場が見えてきた!
オーレン小屋の裏というか横にはキャンプ場があります。
赤岩の頭からは、このキャンプ場を通ってオーレン小屋に着きます。
この辺りには小川が流れていて、子供が水遊びしてたり。
そもそもキャンプが目的の人もいるようです。
○歩いてきた道を地図で確認するオット
10時55分、やっとオーレン小屋に戻ってきました♪
この時間帯になると、山の方はガスがだいぶ出ていて怪しい雲行き。
早めの行動大正解です!
私達は、山小屋でランチタイムです。
オーレン小屋ではなんとボルシチが食べられる!おっしゃれー
え、ここカフェですか⁈
パンかライスか選べて、サラダまでついてます。
お味は、とっても美味しい♡
大きめの野菜は柔らかく、優しい味のボルシチです。パンもサラダもちゃんと美味しく、これはここに来たらマストオーダーです!
ちなみにオットはチキンカレーを。普通に美味しかったです笑
冷やしプチトマトも美味しそうだなぁ。
オーレン小屋では記念の山バッジも無事ゲットし、あとは駐車場までラストスパート。
またまた美しい苔の森に戻ってきました。
オーレン小屋では怪しかった空も、下におりてくるとこの通り。
いい天気です!
そして12時20分、中駐車場に戻ってきました。
ゴール!おつかれさまでした。
駐車場の中にとどまらず、路肩に車が停まったりしてて、私達の後に来た皆さん停める場所に苦労されたのね、、
久しぶりの高山から見る景色はやっぱり違うなぁ、と思える楽しい山登りでした。でも体力の衰えは感じたので、運動しなきゃ!と痛感。
この後は、下山後のお楽しみにもう少し続きます♪