Jon Bon Joviの手術 ③のつづきです
ふたたびおさらい
ジョンの身に起きたこと…声帯萎縮
原因
主に加齢だが、声の使用の減少、急激な体重減少、声帯を支配する神経の麻痺、ホルモンの影響等、様々な原因で、声帯を構成している筋肉や粘膜がやせて縮んでしまう状態。
治し方
音声訓練等で改善が見られるが、重症例や、負担の少ない治療で効果の出ない場合は、
声帯のボリュームを補う声帯内注入術や甲状軟骨形成術Ⅰ型などの手術が検討される。
これらを総称して声帯内方移動術という。
こちらまた貼っときます
そもそも重症だから手術が必要だったわけですが
セイソクさんによると、その中でもジョンは
「すっごいシビア」(ジョンがそう言ったぽい)だったよう。
おそらく声帯の片側麻痺に近い感じ…?
こちらもまた貼ろう
↓声帯の動きの動画もありますが苦手な人は見ないでね
通常声を出したり歌ったりする時には
左右の声帯が動いて、開いたり閉じたりしてるわけですが
ジョンの場合、萎縮した方が閉じなくなったそう。
いろいろと医師の診断受けた結果、「悪い」と。
片方の声帯が死にかけてる。(細胞が)
なので、もう片方の声帯の細胞を移植したらしい。
移植して、その後1週間~10日は話すなと、
そういう手術だったらしいです。
(参考:Pwor Rock City4月28日)
どうもドキュメンタリーの作り方(手術中、走馬灯のごとく過去映像が流れる)が
全身麻酔を想像させる感じで、まあそのほうがエモーショナルだから?って思ったけど
もしかしたらホントに全身麻酔で行われたのかもしれませんね。
(※日本では声を聴きながら調節するので局所麻酔が主流ぽい)
声帯を補強するのに自家組織を使う場合
日本のサイトの多くに「脂肪」とありましたが…
ジョンは自分の元気なの方の声帯から、細胞を移植したんですね
確かにそっちの方がよく動いてくれそうです(←素人考え)
がんばれジョンの細胞ーーー(←2年越しの応援)
セイソクさん、この時点(4月28日)でどこまで話していいか計っているようでしたが…
「話すことができるから、日に何本もインタビューを受けられるし
歌えるからレコーディングもしている。
だけど3時間のライブをして、また2日後にまたそれができるかどうか
声のスタミナがどれほどできているのかを(体はある)
自分でコントロールできるのか
それを試すために月に1~2度メンバーで集まって、
自宅スタジオでコンサートして、どれくらいもどったか記録を付ける。
それをずっと試し試し、繰り返しやっているんだよね」
ってなことを話してくれました。
頻繁にボイスセラピーを受け、毎日歌の練習をしているジョンですが
声帯自体は以前書いたように粘膜なので、鍛えることはできないそう。
なので声帯と鍛えるということは、それを支える周りの筋肉を訓練すること。
↓参考までに。トレーニングの大切さがわかります。
ひとことに声帯を鍛えると言っても、いろんな練習法があるんですね。
得られるメリットもいろいろ。
翌週5月5日の放送では、セイソクさん
「(ジョンは)声帯の片っぽが壊死の状態で、インプラントをした」と言ってました。
やはり手術は2つの方法の組み合わせ。
しかもヒアルロン酸や脂肪を注入したのではなく、声帯間で細胞移植したとなれば
元気だった方も多少はダメージあるでしょうし…
そんなわけで手術後も、回復に長い時間がかかったんですね~
インタビューでは、
MusiCaresのPerson Of The Yearのコンサートのことも話していて
セイソクさん「あれもう完璧だったじゃない」
ジョン「グレイトだろ?そうなんだよ、だからあともう一歩なんだ。その時は確実に近づいてるよ」
続けてコンサートでスプリングスティーンと一緒に歌ったことを話し
翌朝「この10年で初めて頭の中に他の声が聞こえなかった」と。
これは他社のインタビューでも言ってましたけど、私てっきり
(頭に残る)外野の声のことを言ってるのかなと思っていたんですが…
その日、ジョンは目覚めて恐怖も疑念もなかった。
「なにか違う。なんだろう?」って考え
「自分が独り言を言ってなかったことに気づいた」んですって
それまでずっと怖かったと。ツアーのこと喉のこと、不安で怖くて独り言を言ってたんだけど
思いっきり歌えた翌朝、それが起きなかったんだよって話してました。
ジョンの口から「I was scared for a long time」って聞こえて
そこまで自分を追いこんでいたんだ…と思いました
声もメンタルもとり戻したジョン。
本当に本当に、すごい人だなって思いました。
ありがとう
…番外編につづきます
(え?)
本日もありがとうございます