ドラマ見てたら、亡き父を思い出した。

涙が止まらなかった・・・。

私は父に何かしてあげられたのかな?

ただ、病院からの連絡の時にしかほとんどお見舞いに行けず、透析を受けながら糖尿病で足に血が通わなくなっていって激痛で怒ってた父。

私は父が苦手だったから、ろくに会話も出来ずいつも帰ってた。

横須賀から茅ヶ崎の病院に移る時に乗った介護タクシーから見た国道134号線の海がキラキラ輝いてたのを思い出す。

茅ヶ崎の病院に移って治療受けても良くなる訳でもなく、しまいには足の切断の話まで出た。

2010年11月4日、余命宣告された日に旅立ってしまった。

その日、もう父は意識朦朧としていたんだろうな。

私が「優を連れてくるまで死んだらダメだよ」って大声で言ったら、うっすら目を開けたのを覚えてる。

結局、優には会わせられず・・・。

父が息を引き取ったという連絡で泣き崩れた。

病院に向かう車の中でもガクガク震えてた。

父と対面した時、今までの我慢してたものが溢れ出すように涙が止まらなかった。

ひたすら「お父さんごめんね」って泣きながら謝ってた。

眠るように息を引き取ったという父は綺麗な顔してた・・・。

結局、1人で闘病し1人で逝ってしまった父。

私はやっぱり何もしてあげられなかったな。

もっと親孝行すればよかった。

意地にならずに優に会わせてあげればよかった。

母も翌年亡くなり、私と血の繋がりがあるのは優と娘だけ。

生後10ヶ月で離婚したから娘は私の顔を知らない。

でも私は毎年心の中で誕生日をお祝いしていた。

2022年の誕生日、20歳の記念としてネックレスをお義母さんを通じてプレゼントした。

喜んでくれたかは分からないけど、電話番号からLINE追加してくれた。

娘には生きてるうちに1回は会いたいと思うことがある。

辛い思いをさせてしまったことを謝りたいのだ。

母親卒業したけど、優には人生を悔いなく生きて欲しいと願っている。

私の事は母親じゃないと思われても仕方ない。

母親らしいことはしてあげられなかったから。

でも、生きていれば楽しいこともあるという事を感じて欲しいのだ。

人生を挫折してしまった母の分まで、一生懸命生きて欲しい。


私はもう心がポッカリなんだよ。

2人にはそうなって欲しくない。

立派な母親になれなくてごめんね・・・。