読む人にとって嬉しい話題ではなく、発信を迷って3か月。

しかし、キャリアコンサルタントは、

仕事を通じて、が中心ではあるものの

人生を考え、伴走する専門家。

人生の終わりについて考える契機になっている

私の母のことを記録として書いてみようと思います。

 

3月。確定申告が終わり、ようやくほっとした日の未明、

階下で寝ている母から携帯に電話が。

間違えてあたったとか??

 

すぐ降りてみると、言語不明瞭で真っ白な顔。

ただ事でない、今すぐ命が消えそうに見える姿に

叫びたいのをこらえて救急車を呼び、搬送されました。

心不全でした。

 

容態が重篤なため、専門病院へ転院をと

3時間ほどですぐ転院し、

次の病院のICUに入りました。そこからもいろいろあり

明け方から19時まで、長い1日でした。

ようやくコーヒーを飲んだ瞬間

涙が吹き出し、止まりませんでした。

帰宅したら、搬送の時にひどく鳴いていた猫が

そばを離れません。

 

入院はある程度長期になる。

急変の可能性もある。

しかし今後は面会謝絶で、ICUから一般病棟に移れても

家族の立ち入りはできない、とのこと。

全員の安全を守る立場は分かる。

でも、会えない間に何かあったら、もうこれで一生会えないの??

 

しかも、できることが何もない…

 

何ヶ月も仕事に行かないわけにもいかず

県外出張のときに何もないことを祈るだけ。

講演、研修はパソコン持ってすぐ帰れますが

スナックの仕事はお借りしている会場のため

大掛かりなセッティングを撤収せねばならず、

すぐ駆けつけられないので、

退院するまでは休止を決めました。

 

ICUで少し話せたとき

「もっと早い時間から苦しかったが

このまま逝ければと思いじっとしていた。

しかし苦しくて耐えきれなくなり電話した」

という、母の美学と私への愛。

 

しかし私はそんなこと望んでいない。

私の望む愛ではない。

それでも自分の人生は自分のもの。

尊厳をもって扱わねばならない。

尊厳とは何か。

 

答えは出せないまま、担当医からの

延命措置の希望聞き取りに「希望する」とサインして

病院をあとにしました。