北海道の雪解けが始まり
 
昨年から、春になったらコレをしようと待ち望んでいた。
 
 
 
この、雪解けの季節にしか採れない白樺樹液の採取
 
 
ありがたいことに白樺の木はそこらじゅうに有る。
 
 
 
でも、なるべく太くて近くに川の流れが有る場所を探しあてることが出来た。
 
 
 
ヨシ!この子で行こう。
 
 
少し水を分けてね
 
 
そう伝え、穴を開ける。
 
 
 
ドリルで穴を開けたとたんに、透明な水が溢れてきた。
慌ててホースを差す。
 
 
 
父が呑む4リットルの焼酎のペットボトルをもらい、薪ストーブの火で熱くした金槌でキャップに穴を開け、ホースを入れて2ヵ所設置。
 
 
 
翌日行くと、半分以上溜まっていた。
 
味は、とっても薄いポカリスエットのような感じ。
 
2週間前に始めてから、4リットルのペットボトルで10本は採れていて、2日に1度行くと満杯になっている。
 
この水を飲み、その他コーヒーを淹れたりご飯を炊いたり甘酒を作っている。父は焼酎の水割りに使用していて、煮沸すると甘くなると感動していた。
 
若干、木の香りが漂うのが心地よい。
 
 
木の幹で濾過された純粋なお水に、またもや大自然に感謝の気持ちが沸き上がる。
 
この水を飲むと、水道水ですら余分な何かが入っているのがわかる。
 
 
この白樺樹液、1ヶ所の穴からどのくらいの量と、いつまで出続けるのかを、実験中。
 
 
 
ちなみに、他の木にも穴を開けてみたが、白樺のようには水が出なかった。
 
 
これは、畑の側にある木だけど名前はわからない。
 
もう1つ、松系の木も出なかった。
 
 
私に穴を開けられた木たちよ、ごめんね……
 
そう言って穴と同じサイズの枝を穴に差し込んできた。
 
 
 
自然豊かな土地で暮らせることの有り難さ
 
知って行動して体験することの楽しさ
 
大自然は全てを与えてくれているのだという感謝の気持ちが、心の底から沸き上がってくる。
 
 
ぼちぼち山菜たちが顔を出し始めてきた。
 
 
行者にんにく
 
 
短い夏の間に子孫を残そうと、植物たちがものすごい勢いで成長するのを眺める時、すごいな~、たくましいねってつい声が出る。
 
 
また、慌ただしい私の季節か始まる。
でも、焦らずゆっくりと過ごして行きたい。
 
 
自然に寄り添い、感謝を忘れずに………。