我が家の側には一級河川があり、時々大雨が何日も続くと避難警告が発令される。
何年か前もその川が氾濫するとのことで、川に行くと橋の下2メートルまで水位が上がっていた事がある
道路にも水が溜まり、下水口からは水が溢れ、避難通報車が「避難してくださ~い」と走りまわる
そんなことが何度かありました。
我が家はその一級河川に繋がる小さな川が歩いて5分の場所にあるのですが、どうやら生活排水がその小さな川に繋がっているようで、大雨が続くとトイレの水位が上がってくるのです。
毎日、あたりまえのようにトイレで用をたして水をジャーと流す。
以前は何も考えていなかったけど、大雨の時にどういう仕組みになっているのかを調べてみた。
当時、母から電話があり避難するように言われたけど、とても避難する気になれず。
壁紙を貼り換え、クッションフロアも敷き詰め自分好みに部屋を仕立てていたので、トイレの水が溢れてきて、家の中が汚物まみれになることを想像するとこの家から離れたくなかった。
「ゴボッゴボッ」と音がする度にトイレへ向かうと、トイレの水位が上がっている
その度にバケツで水を汲み、庭に捨てに行く。
頭の中は恐怖でいっぱい
ウエスなどをトイレの周りと、トイレの外側に敷き詰め、家具などを高い場所に積み重ねて、待機。
結局、朝まで眠れず。
その話を父にすると、こんな事を言われた。
ビニール袋に(厚め)水を入れて蓋をすると圧力で水が上がってこない、と。
そんなことがあるのかと、調べてみるとありました
インターネットを使わない父ですが、知恵と知識の宝庫です。
きっと、経験から学んだのでしょう
上記の情報を聞いたワタシは、大雨が続くのを待ちました。
試してみたい…………
知ったからには試したい、なんでも自分が体験したい困った性格
と、思っていたらなんと、下水工事が入ってしまい、それからはトイレの水が上がってこなくなりました
きっと、ご近所でも同じ方がいらっしゃって、工事の要請をしたのでしょう。残念
とはいえ、上記の経験からは
トイレを日常で使える事はあたりまえではないのだ、ということを痛感しました。
毎日、排出物を流してくれるトイレと、レバーを押すと流れてくれる水。
ありがたいなぁと、改めて感謝しました。
父は戦争を経験しており、空襲があると防空壕に隠れたこともあると。
防空壕でのトイレはどうしていたのでしょう。
自宅では、庭に廁を作って溜まったら山に運び、じゃがいもを育てていたらしい。
ワタシも、上記の大雨の時トイレを1度だけ庭で済ませました。
水位が上がっているのでそうするしかありませんでした。
トイレ…………もしなかったらやはり庭で穴を掘って用を足すしかありません。
トイレに神様に大感謝です。
こちらの歌も流行りましたね
また、小林正観さんはトイレ掃除を素手ですると、お金が入ってくるとおっしゃっていました。
トイレだけではなく、あたりまえに存在している家の中のモノたちも、無いと困るモノばかり。
日々の生活に終われて、ついあたりまえに有ると思ってしまう
「断捨離」をする前に、なるべく買わない。
モノを購入したからには、責任を持って大切に使いたい。
大切に出来ないのならば、最初から買わない。
日々の出来事から、何かを学ぶのが楽しい
自身の体験から学んだ、トイレの逆流を防ぐ方法ですが、知識として頭の片隅に入れて置くと何かの時に役立つのではないかと思いました。
どんな事も、知らないよりは知っていた方がよいですから
本日も善き1日になりますように🤗