高校生の頃に衝撃を受けたREBECCA。
学生時代聴きまくっていたスーパーバンド。
長年待ち焦がれていたファンを
今から25年前に惜しまれつつ解散しましたが、
まさかの再結成というニュースを受けて
この日が来るのを首を長くして待っていました。
学生時代聴きまくっていたスーパーバンド。
その後、ひょんなご縁でギターの是永さんや
ドラムの小田原さんとも懇意にさせて頂くようになり
懐かしいバンドを久々に観られる嬉しさと
お友達のステージを観に来た身内感とが
不思議に入り混じっていました。
結論から言うと、物凄いステージでした。
過去の曲やステージをトレースしたような
いわゆる同窓会的なライブではなくて、
今のREBECCAはコレだ！というような。
一曲目、Raspberry Dreamのイントロを
是永さんが弾いた瞬間に鳥肌が立ち、
NOKKOさんがスッポンからせり上がって来た時には
15,000人の怒号のような歓声が広がり、
そして歌い始めた時に全身に電気が走る。
正直、NOKKOさんのヴォーカルがどうなのか
かなり不安な気持ちでいたのですが、
エッジの効いたヴォーカルは健在どころか
さらに深みと迫力を増していました。
バンドの演奏も完璧でした。
あらためてREBECCAというバンドは
鉄壁のリズム隊あってこそなのだなぁと。
そこに土橋さんのメロディーと
NOKKOさんのヴォーカルが融合する。
これこそREBECCAなのです。
解散間際のREBECCAは、バンドというよりも
NOKKOとそのバックバンドのような
何とも言えないモヤっとした感じがありましたが
完全に一体化したREBECCAに。
聴いていて全ての曲を歌える心地よさ。
昔聴き込んだ曲は歌詞も諳んじているのです。
歌詞どころかリフやソロフレーズ、フィルまでも。
もちろん懐かしさ全開ではあったのですが、
気がつくと今のバンドの音として
受け止めている自分がいました。
セットリスト、演出も素晴らしかった。
前半はかつてのREBECCAをなぞるように
ヴォーカルもフェイクなど使わずに
丁寧に淡々と歌っておりましたが、
後半に進むにしたがって歌も演奏も
今のREBECCAにシフトしていくような。
ダンサーとNOKKOさんのダンスも
もちろん健在でした。
そして、照明、音響も凄かった。
特にPA。
アリーナだというのに完璧な音。
全てのパートの音がクリアに聴こえる。
音符の一つ一つがキッチリ聴こえる。
これまで何百回とライブを観て来ましたが、
ここまで凄いクリアな音は初めてかも。
長年待ち焦がれていたファンを
全く裏切ることなく、
それでいてただ懐かしいだけではなく
よりパワフルにカッコ良くなって。
弾けるような勢いで突っ走っていたバンドが、
四半世紀の時を経て
まさに熟成したかのような
深みが加わって戻って来てくれました。
25年前にもう二度と観る事は出来ないと
思っていたバンドに再び出逢えた奇跡の夜。
しかもその時以上にパワーアップした姿で。
メンバーに皆さん、スタッフの皆さん。
素敵な夜をありがとうございました！
