山路力也です。

大阪難波千日前で人気のうどん店
「釜たけうどん」が初の東京進出。
東京駅八重洲口の「キッチンストリート」
29日オープンするということで、
その関係者内覧会に行って来ました。





2003年に難波に創業したこちらのお店。
讃岐うどんに衝撃を受けた店主が、
今までにない次世代のうどんを創り出そうと、
新たな試みに取り組んでいる人気店です。

その結果「大阪讃岐うどん」という新たなジャンルを開拓。
竹輪と玉子の天麩羅を乗せた「ちく玉天うどん」や、
今大阪でブームになりつつある「キムラ君」なども
この店から生まれたものと聞いています。

本店には伺ったことが無かったので、今回が初体験。
さてとそのお味はどんなものなのでしょうか?
ご一緒させて頂いたお友達とシェアしながら、
一通りのメニューを試食させて頂きました。


「ちく玉天ぶっかけ」880円

大きな竹輪と玉子の天麩羅が目を奪う一品。
深みのある出汁がぶっかけてあります。
レモンを絞ると味わいが爽やかに。
さっぱりしているのに物足りなさは皆無。
うどんのボリュームもかなりあります。
この竹輪天は追加して食べたくなるなぁ。


「キムラ君」880円

キムチと食べるラー油が乗っているから「キムラ君」。
そこに豚バラ肉もたっぷり入っています。
汁は無く、具と麺をよく混ぜて食べる「まぜそば」です。
要は豚キムチに食べるラー油の組み合わせなわけですから、
美味しくないわけがありませんよね。
ただ、個人的には食べるラー油がもっとあっても良かったかな。
あるいは塩度がもう少し高いと好みだったかも。
温泉玉子なんかも合いそうですね。


「カレーうどん」880円

個人的にはかなりコレがヒットしました。
大阪らしく「牛スジ」を使ったカレーがとにかく美味しい美味しい。
和の要素もあるようで、スパイスなどに洋も感じさせるバランス。
これまでに食べたカレーうどんの中でもかなり上位に食い込みます。
小さなご飯がついてくるのも嬉しいですね。


「ざるうどん」680円

地味ながらもなかなかの存在感があるメニュー。
麺帯は同じながらもこちらはちょっと細めのうどん。
うどんそのままで味わってみると驚きの味わい。
しっかりと塩度も持って、旨味も強いのです。
これも必食の一品だと思います。


しかし、何といっても印象に残るのは「うどんの食感」
讃岐うどん並に極太でどっしりとしているのに、
びっくりするほどにしなやかで柔らかいのです。
それでいて京都うどんのようにとろけるようではなく、
しっかりと歯を受け止めるコシがある。
そして力強いうどんの旨味、風味。

ちょっと伺ったところによれば、粉の良さはもちろんですが
うどんをあまり熟成させないところにヒントがあるようです。
その結果、風味を逃さずにかつ適度なコシも併せ持つ。
確かにこれは「次世代のうどん」と呼んでも良いかも。

気になるのは茹で時間がやはりかなり長いようなので、
東京駅という場所でのランチタイムなどにどう対応出来るのか。
しかしオペレーションなどは徐々にこなれていくでしょう。
いずれにしても楽しみなお店が出来ました。
オープンしたらまた足を運んでみたいと思います。


【釜たけうどん 八重洲北口店】
東京都千代田区丸の内1-9-1
キッチンストリート内
03-3212-9056