広島県安芸高田市元市長の石丸伸二氏は小池百合子氏同様「言葉選びがとてもお上手」な方のようですが、地元評はさんざんなようです。

 

恐らくは二選目はないと思って、一気に全国からの注目が集まる都知事選に出馬なさったのでしょうか。

 

読み通り、彼の熱烈な支持者が全国に増えそうな勢いですが、政治家としての適性や能力について、この小さな自治体の地元民から及第点をもらったとは思えないのです。


そうそう、昨日「市長時代の実績」と聞かれてどう答えておられましたっけ?

 

それで、ちょっと気になったので、安芸高田市のHPをみていたら、「安芸高田市民の7回接種率20%」という数字が掲げられていることを発見。

 

年代別の数字も念入りに集計して公表しています。

 

健康被害が拡がり、接種後死亡者遺族の方々の訴訟も起っているわけで、このような数字はむしろ、多くの市町村がもはや公表していないくらいなのに、よもやこの数字がひょっとして石丸元市長ご自身にとっての「実績」というご認識なのでしょうか?

 

(首相官邸のHPでこのように数字を出しておられる広島が地元の岸田首相のコロワクに対するお立場と同じですね)

 

コロワク7回目の接種率をわざわざ公表している地方自治体ってめずらしいですよ。他にあればおしえてもらいたいくらい。

 

ということは、石丸伸二元市長のCOVD-19およびコロワクに対するご認識ってこちら側ではなく、「あちら側」のようなのです。

 

 

 

新型コロナウイルスワクチン接種の状況 | 安芸高田市 (akitakata.jp)

 

石丸伸二氏の地元の評判は以下のようなものらしいです。

「ほとんどの市議との間に埋められない溝が」

むろん、その嵐を呼ぶ姿勢には賛否がある。安芸高田市の市政関係者に評判を尋ねると、 「石丸氏の本質は政治家ではなく、単なるYouTuberみたいなもの。目立ちさえすれば、それでいいのでしょう。

 

就任早々からケンカを吹っ掛け、ほとんどの市議との間に埋められない溝ができてしまったため、市議会が合意形成の場として機能しなくなりました。

 

人口約2万6000人の小さな安芸高田市を大混乱に陥れた人間に、首都東京のトップを務められるはずがありません」  

 

彼は市長に就任した直後の2020年9月、当時市議だった武岡隆文氏(故人)が本会議で居眠りしていたことをすぐさまTwitter(現X)に投稿。(←まるで中学生)

 

その後、居眠りを指摘したことで市議会全員協議会に呼ばれ、「敵に回すなら政策に反対するぞ」と恫喝された、などと投稿を繰り返した。  

 

一方の恫喝疑惑をかけられた市議は、石丸氏と安芸高田市に対して名誉毀損での損害賠償請求訴訟を提起し、昨年12月の第一審判決は「恫喝発言があったとは認められない」として市に賠償を命じた。この裁判は市と市議双方が控訴し、今は第二審の判決を待つ最中だ。 

 

「議会と対立し続けた石丸氏は副市長人事や市議定数削減、道の駅への『無印良品』出店などの主要な政策を実現できませんでした。現在、給食費無償化実現を自画自賛していますが、これは国全体の目標となりつつあるので、彼のおかげとばかりは言い切れない。他の功績は公式YouTubeチャンネルの再生回数を増やし、その分の収入が得られるようになったことくらいでしょうか」

 

「留守電に“殺すぞ”とメッセージが」

安芸高田市に起こった大混乱は他にもある。石丸氏の“信者”とも呼べるような熱狂的なファンが、市議らを執拗(しつよう)に攻撃してきたのだ。さる市議は憤りながらこう語る。 

 

「生前の武岡さんは20年9月に居眠りを指摘された後、石丸氏から何度もその説明責任を問われ、22年6月に記者会見を開きました。すると、頼んでもない商品が着払いで頻繁に届くようになったり、留守電に“殺すぞ”といったメッセージが残されたりするようになったそうです。以降の武岡さんは酒を飲んでも吐いてしまい、顔色も悪くなっていきました」  

 

これをきっかけに安芸高田市では、ある対策が。 「HPから大半の市議の住所と電話番号を削除しました。武岡さんだけではなく、私も含めた大勢の市議がネットでの誹謗中傷にとどまらず、同様の嫌がらせを受けてきたのです」(同)  

 

こうした声に石丸氏はどう答えるか。例えば、市議の能力をあげつらうことは品位に欠けるのではないか、と聞いてみたところ、 「同じリングに立つのであれば、言い訳はできないでしょう。力のある側の問題ではなく、力のない側の問題です」  と厳しい回答が。  

 

果たして彼は台風の目となり得るか。5月23日発売の「週刊新潮」では、石丸氏との一問一答に加え、京大時代を知る友人が明かした“意外な素顔”などを報じる。 「週刊新潮」2024年5月30日号 掲載

「敵対した議員に“殺すぞ”のメッセージが」 安芸高田市長・石丸伸二氏の地元でのホントの評判…東京都知事選への立候補を表明(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

 

 

「2時間で驚異の金額」を稼ぎ『投げ銭世界一』を報告なさるあたり、確かに政治家というより、目立ちたがりの YouTuberといってよさそうですが。

 

石丸伸二氏がラスト生配信で“投げ銭”世界一報告 2時間で驚異の金額「圧倒的じゃないか」(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース

 

人口約2万6000人の安芸高田市の市議会でこれだけ人をまとめられなかった人物に、人口1409万人、財政規模はスウェーデン1国に匹敵する東京都知事が果たして務まると思いますか?

 

都知事選に出馬表明した安芸高田市長の石丸伸二氏に悪評が噴出 | アゴラ 言論プラットフォーム (agora-web.jp)

 

元財務官僚の高橋洋一氏:

「何が業績かというと、よく分かんねえな」「業績が上がらないまんま、そちらをポイして、東京に来るんでしょう」「普通は業績を上げて、終わってから、その業績をもとに来れば、それは一つのやり方だけどね」と安芸高田市での業績に疑問を投げた。  

 

ほかにもさまざまなポイントで指摘。「全然勘違いしてるんじゃないかな。これはもう政治家の基本のキができていないなと思った。ああいうのは、いずれメッキがはげちゃいますね」とぶった切った。

高橋洋一氏「全然勘違いしてる」都知事選出馬表明の石丸伸二安芸高田市長を辛らつ評価「メッキはげる」「何が業績?」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

 

追記

「市長時代の実績」を尋ねられた石丸氏ご自身の答えは「政治に関心を持つ若者が増えたこと」と答えておられたようです。

 

これを私が(脳内変換して)翻訳させて頂くなら、真意としては「自分のyou tube動画を視てくれるチヤンネル登録者数が増えたこと」という意味のようです。やはり地元評はストレートであり、正しいといえそうです。