中国でEV車が大量生産されていることに対して、欧米から「過剰生産である」との批判の声が上がり、バイデン政権は5月14日に、中国製EVに、現在の4倍に当たる100%の制裁関税を課すと発表したそうです。

 

「中国製EVの米国での販売実績は現時点ではほとんどなく、そうした下で米通商法301条を発動するのは、根拠を欠いていると言える」などと指摘されています。

 

世界でEVへの逆風が強まる|2024年 | 木内登英のGlobal Economy & Policy Insight | 野村総合研究所(NRI)

 

しかしながら、そもそも中国で大量生産されているEV車のバッテリーはリサイクルもリユースもされず、中国製のソーラーパネルと同様、最後は大量のごみの塊となるしかないわけです。

 

また、安全面についていえば、火災の発生件数が昨年よりも32%増加しており、EV車が火災事故を起こした際に車のドアが開かず一家が死亡したなどのニュースもありました。

 

中国の電気自動車、火災でドアが開かず一家死亡…会社の釈明「制御ブレーキの作動範囲を超えた」 - ライブドアニュース (livedoor.com)

 

中国、EVの火災発生件数が32%増加 - 中国経済新聞 (chinanews.jp)

 

 

■中国製ロケットの打ち上げ年間100回を予定と発表

中国は2021年には年間51機のロケットを打ち上げ「最多のロケット打ち上げ国」となったのだそうですが、2024年の今年にはなんと「年間100回前後の打ち上げを予定している」と発表されています。

 

中国 宇宙開発で過去最多の年100回前後 ロケット打上げへ | NHK | 中国

 

これによって、何が起こるかといえば、地球の大気圏外には「スペースデブリ」が更に増えるのと同時に、打ち上げに失敗したロケットの破片が地上に落下することによる様々なリスクが日常茶飯事のこととなる、ということがいえそうです。

 

スペースデブリ - Wikipedia

 

 

 

「福丸くんリターンズ」YouTube動画 8分14秒

 

 

EVの事故や炎上が日常茶飯事であると同様、打ち上げに失敗したロケットの部品が地上に落下するなどもしばしばで、1996年には打ち上げに失敗した長征3Dロケットが地上に落下して数百名の人命を奪い、村が一つ消滅するということもあったそうです。

 

「スペースデブリ」が落下する場合、多くは大気圏に突入して燃え尽きるものの、約1割ほどは燃え尽きず地上に落下してくる可能性があるのだそうです。

 

 

中国ではしばしばロケットの打ち上げが行われ、打ち上げに失敗したロケットの破片が地上に落下してくるなどは日常茶飯事のようです。

 

 

5月9日のロケット破片の落下事故については、当局は「何かしら情報提供しないと国民から騒がれる」と思ったようで、国内ニュースで「5月9日、広西チワン族自治区百色市の山中に、人工衛生の破片が落下し、空に黄色い煙が上がった。周辺の3つの郡と市の住民は大きな騒音を聞いた」などと報告されています。

 

 

3つの大きな音が立て続けに鳴り響き、広西チワン族自治区白瀬で未知の物体が落下し、現場から白い煙が立ち上った:空の外からの訪問者?|百石市|Space Junk_NetEase サブスクリプション (163.com)

 

インターネットにネチズンによって投稿された動画には、広西チワン族自治区百色市の村近くの丘の中腹に未知の物体が落下し、オレンジ色の煙が立ちのぼる様子が映っていたそうです。

 

コメント欄では「百色市右江区、汪甸郷、隆林県、徳保県で奇妙な音が聞こえた」と投稿された。

 

■オレンジ色の煙の正体:

一部のネチズンは「これはロケットの破片から出る黄色い煙(オレンジ色の煙)であり、非常に有毒である可能性がある」と述べた。

 

中国の長征型ロケットや北朝鮮の銀河ロケットの燃料にヒドラジン、酸化剤に四酸化二窒素などが使われており、オレンジ色の煙は、四酸化二窒素が分解して生じる二酸化窒素が含まれている可能性を示している。

 

二酸化窒素(NO2)

NO2は中性で肺から吸収されやすい赤褐色の気体または液体であり、喉、気管、肺に悪影響を与え、呼吸器系の炎症の原因にもなる。細胞内では強い酸化作用で細胞を傷害するため、粘膜の刺激、気管支炎、肺水腫などの原因となる。

 

NOxは光化学スモッグをもたらすことで目がチカチカしたり息苦しくなったり、吐き気を催すことがあれば、酸性雨によって目や喉、鼻、皮膚などを刺激し、呼吸器への毒性があるため(日本では)「大気汚染防止法」により排出規制を受けている。

 

 

「中国ではよく見る光景とは言っても毒々しい煙を伴う炎上シーンにさすがの中国国民も怒り心頭」「2020年9月7日にも、中国北部西昌省衛星発射センターから打ち上げられたロケットの一部が、西昌省にある学校の近くに落下するという事故などもあった」のだそうです。

 

そのときも今回と同様、オレンジ系の煙が立ち上っていく様子が捉えられていた、と。

 

「中国のEVはバッテリーのリサイクルやリユースはせず、世界を食害するバッタの群れが命尽きて死骸の山になるが如く」と表現されているように、大量のゴミを生産しているようなものなわけで、日常的に無分別に打ち上げては失敗して落下させているロケットによっても、地球まわりと地上とに「ゴミ・有害物質の塊をまき散らしている」に同感です。

 

参考:

ロケットの打ち上げ失敗は日常茶飯事のようです。

 

 

全世界の地上で深刻な環境問題となっているのはこれです。

 

ソーラーパネルの7割が中国製、当然ながらリサイクルもリユースもされません。

 

メガソーラーが破壊した日本の大自然 | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

この愚かな状況を助長するような政治家が日本国内でも権力の中枢にいることによって、このままでは更なる国土の荒廃が起こりかねません。