ばらばらな「点と点」のようですが、前の方の記事の保江邦夫先生の動画に出てくる「デンバー国際空港(DIA)」についての話題です。

 

この空港には様々な噂があるようです

 

■デンバー国際空港(DIA)

コロラド州のデンバー国際空港は滑走路が6本あり、その形が旅客数では米国で3番目の規模で、広さは、ファハド国際空港 (サウジアラビア ) 776km²に次ぐ世界第2位(135.71km²)という大空港なのだそうです。

 

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DIAはビル・クリントン政権の運輸長官だったフェデリコ・F・ペーニャ(当時のデンバ―市長)が中心となって計画が推進され、1993年に開港が予定されていたが、工期を延長して1995年2月28日に完成。この遅延などにより、当初17億ドルと見積もられていた建設費は45億ドルにもなった。

 

 

工期の遅れとは5つの高層ビルの建設のためと説明されたが、追加された巨額の建設費用の原因は「地下空間及びトンネルを建設したのではないか」と噂されていた

 

 

事実、現在のDIAには無数の制限区画や地下トンネルがあることが公になっている。

 

参考:

壁の向こうに秘密結社?、米デンバー空港の「謎」に迫る(2/2) - CNN.co.jp

 

https://x.com/theaifolks/status/1218939565504856067?s=20

 

 

■DIA内のアート作品の数々

DIA空港内のアート作品については、コミュニティメンバーとアーティストで構成されるプロジェクト選択委員会が作品選択のために任命され、委託される前にはいくつかの政府委員会と市長の承認が必要。

 

つまり、風変りではあっても、空港内のアート作品や展示物にはそれらの機関の意向やDIAのもつ象徴的意味合いが隠されていると考えてもよさそうです。

 

 

まず空港内には、イルミナティフリーメイソンのマークの入った下の写真の様な石が飾ってあるそうです。

”THE MOST WORSHIPFUL PRINCE HALL GRAND LODGE F.&A.M. AND GRAND CHAPTER O.E.S. JURISDICTION OF COLORADO LAID THIS CAPSTONE MARCH 19,1994 NEW WORLD AIRPORT COMMISSION”(コロラド州プリンス・ホール・グランド・ロッジF.&A.M.およびO.E.S.グランド・チャプター管区は、1994年3月19日にこの石碑を建立した。)"THE TIME CAPSULE BENEATH THIS STONE CONTAINES MESSAGES AND MEMORABILIA TO THE PEOPLE COLORAD IN 2094"(この石の下にあるタイムカプセルには、2094年のコロラド州民へのメッセージと記念品が収められている)と意味深な文言が書かれてあります。

 

上空からみると滑走路がナチスのハーケンクロイツの形になっています。

 

ガーゴイルのアート作品が飾ってあり、これが巧みなおしゃべりをするそうです。

 

2019年4月15日の夕方に大規模火災が発生し、屋根の尖塔が崩落したパリのノートルダム大聖堂のガーゴイルに似ています。

 

 

目がオレンジ色に光る巨大な青い馬の像「ブルーマスタング」は有名です。


■有名なブルーシーファーBlucifer「ブルーマスタング」

 

 

デンバー国際空港にある有名な”ブルーシーファー(Blucifer)”などのニックネームをもつグラスファイバー製の彫刻「ブルーマスタング(Blue Mustang)」。

 

真夜中に目がオレンジ色に光るのだそうですが、高さ32フィート (9.8 m)、鋼鉄製の電機子を含めて約9,000ポンド (4100 kg)の重量で、1992年に受注されてから16年後の2008年2月11日に漸くDIAに登場。

 

 

(注)マスタングの由来と製作者ヒメネス

マスタングはスペイン人によって米大陸に持ち込まれた馬の子孫であり、嘗て家畜化された動物の子孫であると同時に、ムスタングはしばしば野生の馬とも呼ばれている。

 

製作者のルイス・アルフォンソ・ヒメネス(1940~2006)はメキシコ系米国人の彫刻家で、当初バッファローのスタンピード(スタンピード=大型動物の集団が、興奮や恐怖などのために突然同じ方向へ走り始める現象)の彫刻が提案されたが、バッファローは西部で絶滅寸前まで狩猟されていたため、不適切であると見なされ、ヒメネスは、西洋の象徴であり、初期の長距離移動手段であるムスタングを提案した。

 

 

■青い馬の意味

聖書の黙示録に出てくる4騎士の内の4番目、「死」を連れてくる騎士が乗っていたのが青い馬(青白い馬)であったことから、ブルーマスタングは「ブルーシファー」「サタンの馬」「死の青い種馬」などのニックネームを獲得して、賛否両論があったそうです。

 

デンバーでは、パブリックアートは通常、市の文化委員会が撤去の要請を検討するまで5年間そのままにされるそうで、「ブルーマスタング」については、この期間が2013年2月11日に終了しており、デンバー文化委員会は彫刻の撤去要請を受け取っていなかったため、そのまま現在に至るまでDIAに残されているようです。

 

批判にもかかわらず、デンバー空港の「悪魔の馬」の彫刻は残る可能性が高い (today.com)

 

 

実は馬のモデルは製作者のヒメネス本人が飼っていたアパルーサ種の愛馬だったそうです。

 

 

■作品の完成前に亡くなった作者ヒメネス

32フィートのブルーマスタングを制作する前に、ヒメネスは5つの同様の馬の彫刻を小規模に完成させ、4つは個人コレクションで所蔵されている。1997年に完成し、32フィートの彫刻の4分の1モデルで8フィートのメステーニョは、1998年以来オクラホマ大学のパブリックコレクションの一部となっている。

 

ヒメネスはDIAのために制作していた32フィートの彫刻を完成させる前の2006年に、ニューメキシコ州のスタジオで、他の作品の一部がはずれて落下し、足に大怪我を負いスタジオで倒れて死亡しているのが発見されている。彼の死後も遺族や他ののアーティストによって製作が続けられ、2008年2月11日にDIAで発表された。


 

 

 

 

(注)聖書の「ヨハネの黙示録」第6章第8節にでてくる四騎士の内の4番目の騎士

小羊(キリスト)が解く七つの封印の内、始めの四つの封印が解かれた時に現れる四騎士は、それぞれが、地上の四分の一の支配、そして剣と飢饉と病・獣により、地上の人間を殺す権威を与えられているとされる。その四騎士は白・赤・黒・青の馬に乗っており、4番目の騎士は青白い馬(蒼ざめた馬)に乗った「死」で、側に黄泉(ハデス)を連れている。疫病や野獣をもちいて、地上の人間を死に至らしめる役目を担っているとされる。

 

参考:

デンバー国際空港にまつわる神話と伝説 |VISIT DENVERブログ