②のつづきです。

 

 

 

 

 

 

2009年から約2年、スノーデンは日本に来て福生市で暮らし、横田米軍基地で勤務していたそうです。

 

映画「スノーデン」より

ー日本では?

 

最初の仕事はエピックシェルターの構築でした。

 

例えばテロリストが中東の全大使館とNSAの全支部を焼き払ったとしても、このプログラムがあればデータは無事です。

 

視察が来ると構築は後回し。

 

NSAが日本人を感心させるために見せたのはドローンからのライブ映像。

 

日本国民への監視の協力依頼は断られました。国民への監視は違法だとね。でも監視は実行した。

 

日本の通信システムの次は物的なインフラも乗っ取りに密かにプログラムを送電網やダムや病院にも。

 

 

もし日本が同盟国でなくなった日には彼らは終わり。

 

マルウェアは日本だけじゃない。メキシコ、ドイツ、ブラジル、オーストリアにも。

 

中国なら納得です。ロシア、ベネズェラもね。

 

各国の首長や企業のトップも追跡するよう指示されます。貿易協定や性的不祥事、外交公電、G8で米国が優位に立つためです。またはブラジルの石油会社を操るか、非協力的な第三世界の首長を失脚させるためか。

 

結局は真実に悩みました。

 

どう考えてもテロには関係なかった。

 

テロは口実で、目的は経済と社会を支配すること。

「スノーデン」(米国 オリバー・ストーン監督)より

 

 

■エドワード・スノーデン

1983年6月21日、米国ノースカロライナ州エリザベスシティ生まれ。同州のウィルミントンで育った。父親のロニー・スノーデンはペンシルベニア州に住み、米沿岸警備隊に勤務し、2021年に引退。母エリザベス・スノーデンは弁護士。現在はボルチモア週の裁判所勤務。両親は現在離婚している。姉のジェシカ・スノーデンはワシントンDCの連邦司法センターで働いている。

 

スノーデンは幼少期をノースカロライナ州のエリザベスシティ、メリーランド州のフォートミードにあるNSA本部近くに住んでいた。

 

1999年彼は家族と一緒にメリーランド州エリコットシティに引っ越し、同州のアン・アランデル大学でコンピューターサイエンスを学んだ。病気のため、数か月間学校を欠席し、同大学の卒業証書を取得せず、地元のコミュニティカレッジで一般教育開発テストに合格した。2011年にリバプール大学で修士号を取得するまで、インターネットを介しリモートで研究を続けた。

 

2003年、当時19歳であったスノーデンは大学を中退した後、自身が求職中であると前述の「Ars Technica」のウェブサイト上で記述している。対テロ戦争によって米軍が大幅な人員増加を進める中、2004年5月7日にスノーデンは米軍に志願制度で入隊。

 

2004年7月28日から10月31日まで米軍特殊部隊予備役として勤務。スノーデンは「人間として、人々が抑圧から解放されるのを助ける義務があると感じた」からとして、イラク戦争に従軍。演習中に両足を骨折し、軍事訓練コースを完了せずに同年9月28日に除隊。

 

失意の中、治療を終えると国家安全保障局(NSA)からスカウトを受け、2005年にメリーランド大学言語研究センターのCASLの警備任務に配属されてキャリアを始める。トップシークレット/機密コンパートメント情報レベルのクリアランスを取得。専門家家らによると、スノーデンは極秘だけでなく、米国とその同盟国の諜報活動の技術的詳細を含む「特殊諜報」情報にもアクセスできた。ケース・アレクサンダーNSA長官はスノーデンとの契約は12か月間であったと説明している。

 

NSAでの勤務については「快適」で、待遇面でも20万ドル以上の給与を与えられていた。

 

ハワイのNSAでシステム管理者として働き、これに前後して中央情報局(CIA)からも接触を受け、2006年にCIA職員として雇用されて情報セキュリティに関連した任務に参加。

 

2007年から2009年まで米国国連政府代表部(ジュネーブ)の外交カバーの下で勤務。彼の仕事はコンピューターネットワークのセキュリティに関連していた。

 

2008年の米国大統領選挙ではバラク・オバマの選挙公約を信じてはいたが彼には投票せず、共和党のロン・ポールの選挙運動中、スノーデンは同候補に49ドルを寄付したと語って居る。

 

2009年2月にCIAを辞し、その後はNSAと協力しているコンサルティング会社、最初はデル、次には軍事請負業者ブーズアレンハミルトンで働き始め、ブーズ・アレン・ハミルトンを通じてNSAのハワイ州にある拠点「クニア地域シギント工作センター」に赴任し、同拠点のシステム管理者に就任。後の情報源となる、個人情報に関する機密文書に常時接触できる立場にもあった。

 

2009年から日本に来て福生市で暮らし、横田米軍基地に勤務している。

 

スノーデンは趣味に、アニメ、ビデオゲーム、武道などの日本と東アジアの大衆文化を挙げており、日本の米軍基地で働いている際、日本語を学んでいるときに興味をもつようになったと語っている。日本語以外に北京語も学び、中国や香港で良いキャリアを築くことができると信じていた。米軍入隊の申請書では「不可知論」という選択肢が「奇妙に欠けていた」ため、「宗教」欄に「仏教」を選択したと語っている。

 

独の「デア・シュピーゲル誌」によると、スノーデンは仏教を実践し、菜食主義者であり、アルコールのコーヒーも飲まず、コンピューターで多くの時間を費やし、ロシアの歴史に関する本を読んでいる。

 

 

■機密情報の暴露

2012年12月1日、スノーデンはキンキナトゥスを名乗り、米国のジャーナリスト・グレン・グリーンウォルドに電子メールを送った。グリーンウォルドはNSA批判で名が知られる人物だった。

 

盗聴を恐れるスノーデンは、グリーンウォルドが電子メールにGnuPGをインストールして使うなら情報提供すると持ちかけたが、グリーンウォルドは多忙を理由にGnuPGをインストールしなかったため、今度はVerax(ラテン語で「真実を述べる者」)と名乗り、ドキュメンタリー作家のローラ・ポイトラスに電子メールを送った。

 

ポイトラスはグリーンウォルドにこの情報を伝え、グリーンウォルドはPGPその他のセキュリティソフトをインストールした上でスノーデンとの折衝を始めた(なお、この時点のグリーンウォルドは「キンキナトゥス」と「Verax」が同一人物であることに気づいていなかった

 

2013年5月、スノーデンはハワイのオフィスで、告発の根拠となった文書(スノーデン自身のインタビューに先立って各紙で報道されたもの)を複写した後、病気の治療のために3週間の休暇が必要だと上司に伝えた。

2013年時点でスノーデンは「妻と子供がいる」と主張しており、また「彼自身はてんかんに苦しんでいた」と語っている。

2013年5月20日、現金払いで購入したチケットで香港へ到着。スノーデンは九龍尖沙咀のホテルにチェックインした。6月2日、グレン・グリーンウォルド、ローラ・ポイトラスが香港に到着。6月3日、ユーウェン・マカスキルが香港に到着。

 

6月5日「ガーディアン」で、米大手電話会社ベライゾンの全通話記録提供問題に関するグレン・グリーンウォルドの記事が公開され、これが最初の内部告発記事となった。

6月6日「ガーディアン」のインタビュー(グリーンウォルド、ポイトラス、ユーウェン・マカスキル)を受け、米国や全世界に対するNSAの「PRISM」による盗聴の実態と手口などを内部告発した。

 

スノーデンは持ち出した機密資料のコピーを分割して民間の報道機関に提供し、自身の身に危害が及んだ場合は自動的に取得している全情報が流出すると述べた。

 

スノーデンが香港で暴露した機密情報は、NSAの情報収集に関するものであったが、提供された機密資料によって、下記のような多国間に渡る、シギントによる情報収集活動が明らかとなった。

2013年6月9日、スノーデンは自身が内部告発者であると公表し、内部告発に至った経緯を説明する動画を「ガーディアン」で公開。


 

国防総省の機密報告書によると、スノーデンは7万の秘密ファイルを盗み、殆どの文書は「米陸軍、海軍、海兵隊、空軍の重要な作戦」に関連。 これに関して、2013年12月に米国でスノーデンは「スパイ行為と国有財産の窃盗」の容疑で欠席裁判で起訴され、米当局によって国際指名手配リストに載せられた。

 

 

彼は米国から脱出し、最初は香港に移動し、次にロシアに亡命。そこでシェレメーチエヴォ空港のトランジットゾーンに数月以上滞在。

 

 

2014年17月、彼の長年のガールフレンドであるリンジーミルズはハワイ諸島からエドワードに引っ越し、その後、スノーデンのモスクワのアパートに一緒に住む。

 

2015年ロシアを離れてスイス移住したい意向を表明し米国に帰国したいとも表明

 

2017年彼はロシア連邦で一時的な亡命を受け、2020年後、2022年まで延長された3年間の居住許可を受け取り、無期限の居住セクションに移動する許可を受け取市民権を取得。現在はモスクワ郊外のロシアに住んでいる。

 

後の報告によると、彼の正確な所在は、セキュリティ上の理由から明らかにされていない。

 

2019年ガーディアンとのインタビューで、彼は2017年にリンジーと結婚したと述べた。

 

2020年、彼は息子がいると語っている。彼は、息子が自分とは異なる市民権を持っているという事実のため、彼が息子と別れることになりたくないので、ロシア市民権を取得する計画があると発表。

 

2022年3月ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はスノーデンにロシア市民権を付与。

引用元:

エドワードスノーデン-ウィキペディア (wikipedia.org)

 

エドワード・スノーデン - Wikipedia

 

スノーデンレガシー、パート1:本当に何が変わったのですか? |アルステクニカ (arstechnica.com)

 

 

2009年頃日本にいたスノーデンが日本のインフラに罠を張り巡らすことに関わったというのであるならば、それを解除することも彼ならば出来るのでしょうかね?