首相の政務秘書官で有名な人物として、小泉純一郎氏の政務秘書官であった飯島勲氏などが思い浮かびますが、この方などは変人首相を議員初当選のときからずっと支えておられたことで知られていますね。「適材適所」とはこういう人事を指す言葉であろうかと思われます。

 

 

過去に、総理大臣が自分の身内を「政務秘書官」という内閣総理大臣の秘書のトップという立場の国家公務員に任命した例というのは皆無ではなく、「あなたとはちがうんです」という発言のあとで、一瞬で総理大臣を辞任した福田康夫氏がご自身の子息である福田達夫氏(現衆議院議員、4期目)などの前例はあります。

 

 

総理が身内を政務秘書官に任命した前例の有無の問題ではなく、問題の本質は、岸田総理の政治姿勢そのものであると指摘されています。

 

 

岸田総理の一連の姿勢からは、総理大臣が国家から賦与されている重い権限を、行政全般に渡ってご自身の一族のために私的流用している可能性があるという「権力の私物化」「総理大臣がもつ、多岐に渡る様々な権限を私的流用している疑義」という政治腐敗の可能性の問題であるというご指摘です。

 

(21分42秒)

藤井聡(京都大学大学院教授)「#週刊文春 が続報!華麗なる"#岸田一族"の醜聞 #岸田総理 #岸田翔太郎 総理秘書官任命権・罷免権を私的利用?」#おはよう寺ちゃん残業中 6月1日(木) - YouTube

 

首相公邸使用権の私的流用

 

 

国家公務員である総理秘書官(政務秘書官)の任命権の私的流用

実際は「適材適所」などではなく、明らかにご自身の息子であるという理由だけの任命でしかなかったことがこれで明白になったわけです。

 

つまり、「国家公務員であり、重要な立場に当たる総理大臣の政務秘書官の任命についての任命権の私的流用」と指摘されています。

 

 

政務秘書官の罷免権の私的流用

前の政務秘書官荒井勝喜氏がが「同性婚はみるのもいやだ」と、LGBTについての公の場では不適切な発言を行い、個人的見解を述べたことで「更迭」している。一方、今回の岸田翔太朗氏のケースでは、公邸の私的流用という特権濫用の問題を「更迭」ではなく辞任での「交代」と発言。これは政務秘書官の罷免権の私的流用との指摘。

 

 

親族への利益供与の疑義

岸田総理の弟が社長として2009年に立ち上げて運営している会社の「外国人の日本における労働を支援する」という方向性と、岸田内閣が進めている外国人の在留資格、特定技能の拡大など、岸田総理が外国人の受け入れを拡大している政策とが一致している件は以前から指摘されている問題です。

 

 

⑤総理大臣の増税政策、増税権の乱用

一族に財務官僚が多数おり、財務省の省益のためではないか、という増税権の乱用の疑義。岸田総理の二人の妹の婿(一人は財務省主計局の調査課長、一人は元財務官僚で一昨年まで国税庁長官)など、華麗なる岸田一族には財務官官僚が多いそうです。

財務省の省益のための増税の意向に従い、様々に増税している疑義があるとの指摘。

 

参考:

岸田政権に正面からケンカを売った財務次官の悲惨な末路 | FRIDAYデジタル (kodansha.co.jp)

 

「総理大臣ごっこ」を首相公邸という国家財産で私的に行ってしまった、無自覚さ

 

 

 

学生ならばいざしらず、場所柄もわきまえぬこうした軽率な振る舞いは「政務秘書官」という大きな権限をもった立場に相応しいとは思えません。

 

 

ご子息であるがゆえにこれまで「美人女性ジャーナリストへの情報漏洩」「首相に同行しての外遊先で公用車を使って私的観光をしていた件」などを問題として取り上げられ、政務秘書官の任命責任を問われた際に「政務秘書官として適材適所であるから任命した」などと苦しい弁解をなさって庇っておられました。

 

 

ご自身のご子息でなければ、政務秘書官という重い役職に任命するはずもない人物を任命し、この役職をご自身の家族のために私的流用していたという誹りは免れようがありません。

 

 

■政務秘書官は首相秘書官のトップであり、国家公務員です

内閣法第23条により内閣官房に置かれ、内閣官房組織令第11条によりその定数は5人と定められている。当分の間8人とするとされている(内閣官房組織令附則第6項)。

内閣総理大臣秘書官は、国家公務員法第2条により特別職の国家公務員とされ、第2条第3項では、国務大臣秘書官、人事院総裁秘書官、会計検査院長秘書官、内閣法制局長官秘書官、宮内庁長官秘書官などと同様に規定されている。

 

構成

秘書官の内訳は慣例的に政務担当1名、事務担当6名の計7名で構成される。また、秘書業務を円滑に行うため、総理大臣官邸には「総理大臣秘書官室」が設置されており、専従スタッフが秘書官の命令を受けて秘書業務の実務を担当する。

内閣総理大臣秘書官 - Wikipedia

 

「新型コロナワクチンと名付けられた治験中の遺伝子製剤」による世界的な薬害被害が拡大し、各国で被害者による国と製薬会社に対する訴訟が起こりつつある現在、国内でも戦後最大の超過死亡が発生しているという重い現実があります。

 

昨年の死者、戦後最多158万人 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

 

この接種回数は首相官邸の資料から藤枝4chさんが作成されたものです。

「新型コロナワクチン」の集団接種と超過死亡の発生が完全に連動しています!

 

これに関する政府のまともな調査が事実上ないままに、高齢者への6回目を始めてしまうという恐ろしさ。

 

日本だけ突出したブースター接種回数は、現在の日本政府の近視眼的な異常さ、無感覚さの証左としかいいようがありません。

 

そうした惨状には殆ど目を向けず、国民の生命財産を預かっているという、国民からの負託されている責任の重さを自覚していないかのような方が総理大臣であり、政務秘書官であったということがどれほど国民にとって損失であり、悲劇であるか・・

 

 

総理としてのこのような政治姿勢であることが、むしろご子息にとってもある意味でお気の毒な話だったのかもしれません。

 

 

私は岸田総理の「聴く力」とお人柄を信じ、総裁選では党員票を一票投じただけに、とても残念です。(岸田文雄首相の「聴く力」とは、ご家族やご親戚のリクエストを聴く力だったようで)