「進撃の巨人」は2009年9月の連載開始から11年半となり、今では世界中にファンをもつ大人気作品となりました。最終話まであと1話、第139話で最終回です。

 

 

作者の諌山創(はじめ)氏のホームタウンは日田。日田は「進撃・・」ファンにとって聖地です。

 

 

そして、現在日田では「進撃の日田」という「進撃の巨人」に因んだ町興しキャンペーンで盛り上がっています。

 

 

■日田駅

日田は北部九州の真中に位置しており、江戸時代には幕府の直轄地(天領)として酒造所も多く、豊かに栄えた場所で、今もその当時の面影を残す豆田町というレトロな街並みが残っています。

 

 

博多から「ゆふいんの森号」で日田までが約1時間半。

久留米まで九州新幹線で行き、久留米で「ゆふいんの森号」に乗り換えの場合、久留米から日田までは約1時間で行けます。

 

 

JR日田駅正面。底にあるのは「愛」という意味でしょうか。

 

駅の待合室です。

 

 

「俺の銅像が日田駅に建つ!!」という予告通り、3月7日に除幕式が行われたそうです。

 

 

駅の正面に「進撃の巨人」の立て看も。

現在、巨人出現のARスマホアプリゲームができるようです。

 

 

作品展として地元の中高生が描いたイラストが駅に展示されていました。

 

 

駅前に、3月7日に除幕式が行われたリヴァイ兵士長像があります。

 

この写真は帰る日に撮った写真で、2日目は快晴でした。

 

背中には「自由の翼」の紋章。

 

1日目は夕方の4時頃に着き、天気は曇り。

かなりマニアックに精密で、立体機動装置をつけている姿のリヴァイ兵士長像としてファンの熱い期待に応えるべくつくられています。銅像はクラウドファンディングによって作られたものだそうです。

 

角度を変えて像を後ろから見るとこんな感じです。

 

 

駅を出てすぐにリヴァイ像にお目にかかれますが、エレン、ミカサ、アルミンの像に会いに行くには大山ダムという場所まで行かなければなりません。

 

 

作者の故郷の大山町には三隈川の支流である大山川があり、上流に大山ダムがあります。

 

 

ダムの敷地内に”壁”を見上げているエレン、ミカサ、アルミンの像が建てられています。絶妙なシチュエーションですね。

大山ダムです

 

 

三人の像が建てられているのは、ダムの脇の展望台の階段を上がった1番上です。

 

壁のむこうにARの超大型巨人がいたりして。
 

 

左からアルミン、エレン、ミカサ。

 

 

 

すぐ傍にはちょうど桜が咲いていました。

 

台座には諌山創氏の手形があります。

 

大山町の目の前には山があり、シガンシナ区を彷彿とさせるロケーションです。

 

 

 

梅酒などが大山の特産品。

 

 

昭和36年に「梅栗植えてハワイにいこう」のキャッチコピーのもと、土地収益性を追求して、耕地農業から果樹農業、さらに高次元農業へと転換を図り、教育や環境整備を図るなど豊かな地域づくりに努めてきたそうです。

 

 

大山町の酒造所(この写真はネット上からお借りしました)

この酒造所は奥日田温泉にあります。

 

 

そこにはファンのお土産用として、「進撃の巨人」のオリジナルラベルのものもありました。

1番右は「進撃の完熟梅飲料ビブラート」というネーミングのラベルです。

 

私は進撃の巨人オリジナルラベルの梅酒(アルコール分20%)と、完熟梅飲料ビブラート(果汁20%)を2本ずつ、梅ジャムを一つ家用の土産に買ってかえりました。

 

参考;

 

 

 

 

 

 

 

 

■農協直営の「木花ガルテン」

大山ダムに行く途中にオーガニックレストランやカフェが集まった「木花ガルテン」があります。

 

「オーガニック農園」農家おもてなし料理

 

山の上の展望台から日田が一望できます。

 

 

 

 

■咸宜園

日田には江戸時代、全国最大の私塾として有名な咸宜園がありました。

現在、日本遺産登録されているそうです。

 

 

日田の先哲、廣瀬淡窓という人物がご自身の使命を教育と考え、文化2年(1805年)に開いたものだそうです。

 

 

 

咸宜園は藩校などとはちがい、身分を問わずに学ぶことができるという当時としては珍しい、近代精神をもった先進的な学び舎だったようです。身分によらず平等に学べる一方、厳しい勉学への姿勢と真摯な努力が要求され、毎月試験を行って級を認定するなど、互いに切磋琢磨しあったのだそうです。

 

 

 

 

ここで学んだ多くの人々が明治維新にも影響を与えたようです。

 

 

 

敷地内に資料館があり、10分位の動画が3本視聴できるミニシアターもあり、咸宜園がどのようなものであったのかわかり易く説明されています。

 

 

つまり、日田は天領として栄えつつ、同時に、学ぶということの前に身分の上下はないという、進取の気性をもった土地柄だったようです。

 

 

■日田祇園山鉾会館

「日田祇園山鉾曳山行事」が全国山・鉾・屋台保存連合会に加盟する33団体とともに平成28年にユネスコ無形文化遺産登録。

 

 

■豆田町 (この写真はネット上からお借りました)

うなぎや下駄などが有名なのだそうです。

 

 

日田にはレトロな街並みの豆田町という商店街があり、美味しいうな重やうなぎのせいろ蒸しなどが名物です。かわいい小物が売ってあるお店も多数ありました。

 

 

最後にもう1度、日田駅の待合室

 

「進撃の日田」ガイドマップ

 

 

 

「進撃・・」の聖地で、歴史あり、温泉あり、情緒あるレトロな街並みあり、美味しいうなぎや梅酒造所ありの日田です。機会をつくって是非お出かけ下さい。

 

 

参考: