フュギュアスケートGPシリーズ中国杯で15歳のロシア女子アンナ・シェルバコワ選手の演技が凄かったですね。2004年3月28日生まれ身長154cmとあります。
4回転ルッツは4回転ジャンプの中でも最も難しいとされるジャンプで、それをコンビネーションの中で1回、単独ジャンプで1回合計2回跳びました。女子選手のFSのプログラムとしては4回転を2回もいれていること、しかも4Lz+3Tという組み合わせのコンビネーションにしていることも凄いことです。
SP 技術点:40.08 構成点:33.43 減点:0.00 合計点:73.51点(1位)
FS 技術点: 84.71 構成点:67.82 合計:152.53 (1位) 総合得点 226.04点(1位)
アンナ・シェルバコワ選手は2019スケートアメリカでも自己ベストスコア(227.76点)で優勝しており、12月5~8日のGPF(今年はイタリア・トリノで開催)への進出が確定しましたので、来月もこの選手の演技が見られますね。
2019GP中国杯FS1位
曲名:エリック・サティ 『グノシエンヌ第1番』 ~ イーゴリ・ストラヴィンスキー 『火の鳥』より
(Six Gnossiennes: Gnossienne No.1 by Eric Satie, performed by Roland Pontinen + The Firebird by Igor Stravinski)
コーチ:E. Tutberidze, S. Dudakov, D. Gleikhengauz
振り付け: | Daniil Gleikhengauz, Eteri Tutberidze |
FSのExecuted Elements(実行された要素) |
4Lz!<+3T 4Lz! ChSq1 2A 3Lz!+3Lo ! 3F+1Eu+3S 3Lz! ! FCCoSp3 StSq3 CCoSp4で基礎点73.96→これにGOEが加算されてパネルスコア 84.71点、構成点の67.82点と合わせて合計152.53点でした。
♥宮原知子選手も中国杯2位と健闘しました。
SP 技術点:33.76 構成点:35.15 減点:0.00 合計点:68.91点(2位)
FS 技術点:69.91 構成点:72.36 減点:0.00 合計点:142.27点(3位) 総合得点 211.18点 (2位)
FS 曲名:ジョン・ベイレス 「シンドラーのリスト/前奏曲嬰ハ短調(ラフマニノフ) /ハティクヴァ」
(Theme From “Schindler’s List” / Prelude In C-Sharp Minor / Hatikva (Interlude) performed by John Bayless)
コーチ: | M. Hamada,Y. Tamura,C. Reed,H. Okamoto,L. Barkell |
振り付け: | Lori Nichol (FS) |
FSのExecuted Elements(実行された要素)
2A 3Lz+3T 3Lo FCSp4 3S StSq4 3F<+2T+2Lo CCoSp4 3Lz 2A+3T ChSq1 LSp4で基礎点だけだと 59.38点→これにGOEが加算されてパネルスコアの技術点が69.91点、構成点の72.36点と合わせて合計142.27点でした。
因みに中国杯3位はエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)/SP:65.57点 FS(パネル77.03、構成点66.50) 143.53点 総得点:209.10点でした。
構成点(Program Components)はSkating Skills 、Transitions 、 Performance 、Composition 、Interpretation of the Musicからなりますが、構成点だけをみれば上位の3人の中で宮原選手がトップということで、エレガントな演技に磨きがかかっていることが判ります。
今月22日~24日札幌開催のNHK杯(GPシリーズ6戦目)に出場予定の日本の選手
羽生結弦、山本草太、島田高志郎、紀平梨花、山下真瑚、横井ゆは菜、小松原&コレト組、三浦&木原組となっています。
楽しみですね。
引用: