移植日 (0day)のはずがハプニング発生 | HAPPINESS♡

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大切な息子のこと、愛犬のこと、趣味のこと、何でもない日々のこと、日記感覚で記録していきたいと思います(๑・̑◡・̑๑)

いよいよ移植日。

の、はずだった。


移植日前日にいつものように面会に行った時、いつものように息子がいる部屋に入ろうとした瞬間、ちょっと待ったー!と言わんばかりに『先生からお話があるのでちょっといいですか』と、申し訳なさそうに私の背後から現れた看護師さんに言われ別の部屋に通される。



先生『緊急事態、ドナーがコロナになってしまったから骨髄移植はできない』


え。。。 

え。。。 

今なんて?

えーーーーーーーえーんえーんえーん

もう絶望感しかなかった。

前回は息子がコロナになってしまい今度はドナーさんがコロナ。。


先生の前、看護師さんの前、コーディネートさんの前で私泣きました。もう鼻水止まらないマスクびちゃびちゃになるくらい泣きました。


先生『だけど移植はできるから。臍帯血移植をやる。◯◯◯くんに充分な量の合う臍帯血が確保出来たからそっちをやる。それが明々後日になる。生着不全が骨髄移植に比べると少し多いけどGVHDが骨髄移植に比べるとあまり出にくいっていうメリットもある。生着するまで骨髄移植に比べると1週間くらい長いから感染症とかに気をつけないといけない』そんなようなことを言われた。


もう抜け殻のように魂抜けまくってた私。

すぐその場で夫にLINEはしたけど、息子に話すことなんてとてもできるわけなく。


先生が息子に、こういう訳で移植方法が変わるよって話しをしてくれてる時に、私も赤い目をしたまま部屋に入る。


うん。うん。って、先生が話すごとに頷き、

まっすぐ先生の顔を見て話しを聞く息子の姿を見て胸が締め付けられるえーん


先生が息子に『明日だったんだけど2日ばかし日にちがズレるのと、骨髄の場合は点滴みたいにやるんだけど、今回やる移植はここから(CVのとこ)ピューってゆっくり入れてすぐ終わっちゃうから、大丈夫?って思うかもしれないけど大丈夫だからねっハハハハハ』って『切り替えてこ!よし、頑張ろ!』って言っていなくなった。


話しを聞いたあと、私と2人きりになった時、息子は不安で涙がポロポロ。


そりゃそうだ。

ここまで頑張ってきたのに。


学校も入院を控えているからすんごい前から欠席して、お出かけもしないようにし感染症に罹らないように気をつけてきたのに。


入院した時も、無菌室に入るまでまたなんかの感染症になったら怖いからって、個室を手配したのに。


辛い前処置を終えて、いよいよ明日移植だ!って、やっとここまで来たんだって思った矢先に。


もうなんか。。。なんでこんなにうまくいかないんだろう。前回は息子がコロナ、今回はドナーさんがコロナ。こんな事ってある???


息子も元気なくなっちゃって、チラッと見たときの横顔や背中が寂しい。。

『疲れた』って一言だけボソッと息子。

その『疲れた』に今までの色々な全部が入っていて涙が溢れそうになった。

今すぐ息子をぎゅーって抱きしめてあげたいのにそれすら出来ない。手袋はめてその上から息子の手を握る事しかできない。


臍帯血ができるんだから気持ちを切り替えていかなくては。大丈夫、息子は元気になるんだ!!なってくんなきゃ困るよ!!!


絶対に大丈夫!!!

クッソ〜絶対に元気になってみせるかんな!!!



息子とバイバイした帰り道、すれ違う人とか車とかどーでもいいくらい、頭おかしい奴ってくらい、わんわん泣きながら帰った。

不安で不安でたまらなかった。