ぼんくら 宮部 みゆき
『ICO ~霧の城』が出たときには若干どうしようかと思ったりしたんだけど、
あたしは宮部みゆき、好きです。
とにっかくミステリーなのに、よみやっすいから!
で、「ぼんくら」。
『この文庫がすごい!2005年版』 の時代小説部門かなんかで第一位になっとったので読んでみた。
時代小説って、みんな、読む?
あたしは結構読まない。
全く、といってもいいわ。
時代小説を読む女って、かたくなで、ファザコンっぽいかんじ、するよね(へんけん)。
だから読まなかったっていうんじゃないけど、
なんか、別にキョーミが湧くきっかけがなかったのよね。
あたし、人情とか嫌いなの(キッパリ)。
あ、「人情話」が嫌いっていうのか。
あと、「貧乏」も嫌い(キッパリ)。
あと、「蕎麦」も好きじゃない(小声)。
だから、「人情」「貧乏」「蕎麦」のイメージつきまとう時代小説(お江戸)って
読もうと思った試しがなかったの。
それが先日初めて杉浦日向子読んで、 あたし、やべえ、江戸、おもしろいねって、
だって、もともと時代劇とか「江戸の文化」って嫌いじゃないのよ。
(これから杉浦日向子読んでいこう!と息巻いてたら亡くなっちゃったの、しょんぼり)
で、「ぼんくら」に挑戦。
ああ、そしたら「ぼんくら」ってば。
おもしろいね!!!!!!!!!!!!!!!!!
あたし、昨日寝たの、3時半だよ、眠いよ!!
続編が出てるって知って、またあの楽しいキャラたちに会えるのかって思ったら嬉しくって。
宮部みゆきはキャラクターを愛らしく描くのがとっても上手。
本てー、読書て、
こう、のめり込んでいく体感的な、「面白い」もあるけど、
一枚隔てた、安全なところで楽しむ読書も、あるでしょう?
「ぼんくら」は、後者で、とても読むのが楽しい。
コアな時代小説ファンや、ミステリーファンには若干ぬるい作品なのかもしれないけど、
初めて時代小説読むなら、「ぼんくら」をあたしはオススメします。
続編の「日暮らし 」、早く文庫になぁれ.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆。.