ジャンク箱を整理していたらこんなカードが出てきた。
見るからにローエンドなこのカードはCreativeのEctiva Audio 5.1というものらしい。
検索しても発売当時の記事(I-O DATA/ITmedia/PHILEWEB)がいくつか出てくるだけだしCreativeの公式HPにも載っていないのでかなり謎。
基板のシルクプリントにはTP0033の文字がある。
外部入出力はこんな感じ。
去年の暮れに某フリマサイトで購入した。付属品なし。
出品者によると動作しないとのことで、しかも画像を見ると変な汚れがカードにくっついていた。
届いてみると猫のゲロが乾いたようなものがブラケットから音声端子のあたりにこびりついていて、落とすのに苦労した記憶がある。
いざ検証機に載せてみると認識せずガッカリして放置していたが、数日前に検証機にXPを入れ直したので再チャレンジしてみることにした。
そのまま載せてもどうせ動かないだろうと思ったのでPCIの端子を布でこすって錆?を落としたところ認識した。
ただドライバは標準では当たらなかったため、ネットで適当に拾ってきたものを当てた。
ドライバを当てた後も認識したりしなかったりでどうも挙動不安定なのでmidiの音を録音しておくことにした。
あやしいサウンドカードの内蔵音源でCANYON.midを再生してみた - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)
上の動画以外にもmidiやmp3を再生してみたが、常にサーというノイズが聞こえてそれがちょっと気になる。
ただ検証機の都合上電源ユニットの真横のスロットに挿しているので、そこからノイズを拾ってしまっているのかもしれない。
音の感じとかは耳がバカなのでよくわからない。
サウンドカード博物館(WebArchive)によるとEctivaというのはもとはOPTiという会社のサウンドチップ?の名前らしい。OPTiのサウンドチップ事業は1998年1月にCreativeに買収された(参考記事)そうで、その後数年経って出たのがこのカードのようだ。
サウンドカード博物館では「ECTIVAといえばXwave Mach-One(OPTi EV1935)のみ」とのことだが、そのEV1935を搭載したカードは1998年12月ごろに出ている(参考記事)ようなので、Ectivaという名前は実際にはCreative買収後につけられたものなのだろうか。(9/17追記 WikipediaのEnsoniq AudioPCIのページにEctivaについて少し書いてあった)
あと一つ気になるのは、このカードの基板はSound Blaster 5.1無印(SB0680)と全く同じだということだ。
このカードにSound Blaster 5.1のドライバを当てることはできなかったが、基板が同じである以上サウンドチップの中身もほとんど同じなんじゃないかと思う。