息子が小さい頃
引っ込み思案で
いつも私の後ろに
隠れているような子でした。

知り合いも友達もいないところでの
子育てだったので
ベビーマッサージに行ってみたり
幼児教室に行ってみたり
市の親子教室や
子育てサークルに行ってみたり
いろいろしました。


小さい時から頭で考えてから
動くようなタイプ
冒険するような子ではなく

大きな滑り台があっても

高くて大きいから危ないでしょ

と言ってやらない子でした。

私も泥んこになって遊ぶ事や
少々危なくても男の子だからと
冒険させられる母親ではなかったので
このままで良いのかと考えてました。


どこに行っても
私にべったりで
私のすぐそばでしか
お友達とも遊ばない

いろいろ調べて
私の出来ないことを
カバーしてくれて
息子がいろいろな経験ができるところ
そんな幼稚園を見つけました。

しかも
2歳から入れるクラスがあり
そのクラスは4年間持ち上がりでした。

その幼稚園は
草履や裸足で園庭を走り回り
園庭にいる鶏を抱いたり
園庭の端にある
牧場にいるポニーやヤギに餌をやったり
楽しそうでした。

2歳でもオムツをしない
おもらししても
大丈夫なようにパンツを
たくさん持たせるなど
独自の教育方針で

息子が通園当時は
幼稚園の方針が
ハッキリしていました。
お弁当には冷凍食品使わない
おにぎりだけでも良いから
手作りのものを持たせるように
洋服は汚れてもよくて
動きやすく着替えやすいもの
着替えも数組用意して持っていく…


どちらかというと
息子はおとなしく
静かに積み木をしたり
プラレールで遊んだりする子だったので
活動的で元気いっぱい
走り回る子の多いこの幼稚園は
カルチャーショックだったと思います。

担任の先生との連絡帳には
幼稚園での子供の様子が書かれ
写真が貼ってありました。

雨がたくさん降った後の
園庭で大きな水溜りの中で
服を着たまま満面の笑みで
泳ぐ真似をしてる息子

あーこの幼稚園に入れて良かった
私にはこれをやらせることは出来ない

家に帰ってきて
幼稚園の話を聞くと
びっくりするようなことも
たくさんしていて驚くことも多かったです

その日の気分で
近くの山に遠足に行ったり

幼稚園が持っていた
芸術学校と呼ばれる
山の中にある廃校になった
小学校に行ってプールに入ったり

毎日泥だらけで帰ってきてました。
子供達に本物を体験させるという方針から
バイオリンを習ったり琴を習ったり
また馬頭琴は
スーホの白い馬という絵本を読んでもらい
馬頭琴の奏者の先生から
指導を受けたり

リトミックも専門の先生に来てもらって
指導してもらっていました。
子供達が大きくなった今

本当に貴重な体験を
たくさんしていたと思います。

キャンプや山歩き
自然の中で遊ぶ楽しさ
川遊びにも日常的に
連れて行ってくれていました。

子供達の小学校入学までの
幼稚園を通しての経験は

今思い返すと
本当に有り難く
私の足りないところを
カバーしてくれたと思います。


幼児期には
非認知能力を伸ばすような教育を
受けると良いとよく聞きます。

まさにうちの子供達2人は
息子は2歳からの4年間
娘は新設された1歳児クラスから
お世話になったので5年間

非認知能力を伸ばす教育を
たっぷりしていただきました。

親にも得意不得意があります。
母親一人で何もかも
やらなくても不得意な事は

得意な人にやって貰えば良い
私は料理をしたり
掃除をしたり
いわゆる家事は得意です。
あまり苦になりません。

だから得意な事を
中心に子育てをやり
不得意な事はお願いする


子供達が宇都宮で過ごせたことで
得た経験は本当に得難い
そして子供達の育ちに
プラスになっていると思います。