2023年6月29日――
あの日、ペロが静かにお空へ旅立ってから、今日で丸2年が経ちました。
もう2年?
それとも、まだ2年?
不思議と、どっちの感覚も入り混じっています。
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小さなチワワの体で、
家の中をトコトコと歩き回るペロの姿。
今でも、ふとした瞬間に思い出します。
「ごはん?」って聞くと、ピンと耳を立ててこっちを見てくれたこと、
お出かけの気配を感じたとたんにそわそわし出す姿、
膝の上で丸くなって眠る重さと温かさ。
全部、ぜんぶ、忘れられません。
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ペロがいなくなってから、
私はいろんな「当たり前」が、どれだけありがたいことだったのかを知りました。
毎朝「おはよう」って声をかけられること、
仕事から帰ってきたときにしっぽを振ってくれること、
一緒にごはんを食べたり、テレビを見たりする時間。
そういう何気ない時間が、どれだけ心を支えてくれてたか。
ペロが教えてくれたんです。
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今の私は、「大切な時間を、大切にする」ってことをすごく意識しています。
つい後回しにしちゃいそうなことも、
「いつか」じゃなくて「いま」やるようにしてる。
だって、あの日ペロが教えてくれたから。
“いつもあると思ってた時間は、永遠じゃない”って。
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もちろん、今でも寂しいし、泣きたくなる夜もあるけど、
前と違うのは、そういう気持ちを抱えながらでも、
ちゃんと前を向いて生きていけるようになったこと。
悲しみは、今も2年前も同じです。
でも、その悲しみを抱えながら生きていけるだけの心の体力が、
少しずつついてきた気がします。
涙がこぼれる日もあるけど、
笑って「ありがとう」って言える日もある。
そのどちらも、私にとって大事な一日です。
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ペロと出会えて、本当によかった。
うちの子になってくれて、ありがとう。
あの子がいたから、私は今も笑えてる。
そんな気がしています。
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これからもきっと、何度も思い出すと思う。
でもそれは、悲しみじゃなくて、宝物みたいな記憶。
天国で、またニコニコしながら走り回ってるかな。
おやつ、食べすぎてないかな…。
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ペロは、これからもずっと、心の中で生き続けます。
2年経った今も、変わらず大好きで大切な存在です。
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私にとって、ペロは家族以上の存在でした。
言葉を交わさなくても、心で通じ合えるような、
そんな不思議なつながりを感じさせてくれた存在です。
あの日から2年。
これからも私は、ペロが誇れるような生き方をしていきたいと思います。
「ありがとう」という気持ちを胸に、
今日からも前を向いて歩いていきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
もし、今あなたのそばに大切な存在がいるのなら、
その時間を、ぜひ大切にしてください。
それは、未来の自分を救ってくれる、大きな宝物になるはずだから。