西宮市大谷記念美術館庭園散策210831 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

4ヶ月ぶりの庭園散策。

 

 

この前撮りそびれた五重塔と松。

 

 

夏の花、ニーレンベルギア。

 

 

元永もとなが定正さだまさ(1922-2011)の彫刻作品《セラミックチェア1(2002)》は、相変わらず雑草に埋もれていました。

 

 

こちらはたぶんノカンゾウ。早朝に咲き、夕方には萎む一日花ですが。例外もあるようです。

 

 

蚊の飛ぶ音で水琴窟の音は聞こえず。

 

 

青空の下に咲くサルスベリの花が涼しげ。

 

 

蚊がしつこくつきまとい、ベンチに座ってのんびり寛ぐというわけにはいきませんでした。

 

 

建物の裏手に回りました。

 

 

大谷竹次郎(1895-1971)は、石のコレクションもしていたとか。

 

 

ここでようやく茶室が見えてきました。

 

 

お庭は、人とのコミュニケーションを重んじた設計になっています。

 

 

八角形の建物の前に、大谷夫妻の像がありました。

 

 

足元にはうさぎの像。

 

 

ひとつではなく、複数。

 

 

その先にはうさぎを抱いた娘さんの像があります。

 

 

芝生の上の彫刻は、元永定正制作の《セラミックチェア2(2002)》。

 

 

土手を上がり、遊歩道に戻りました。

 

 

足元の彫刻は、山口牧夫まきお(1927-2001)制作の《いとけなきものの舟(2001)》。

 

 

庭の水を川に見立てたようで、舟の彫刻は水辺にあります。

 

 

水の流れに勢いがあり、納涼効果抜群でした。

 

 

奥まった所に石灯籠。

 

 

そして五重塔。こういう作庭のアイテムも大谷氏のコレクションです。

 

 

紅色のサルスベリが庭に彩りを添えていました。

 

 

かわいらしい鷲の彫刻。

 

 

その奥に、この前見落とした津高つたか和一わいち(1911-1995)の作品群がありました。

 

 

向かって左から順に、《作品3(1972)》

 

 

《作品2(1972)》

 

 

《作品1(1972)》

 

 

《作品4(1972)》。津高氏は抽象的な絵を描く洋画家として有名ですが、彫刻もするとは、知りませんでした。

 

 

八角形の建物の裏を歩きました。

 

 

木の切り株と間違いやすいのですが。山口牧夫の彫刻で、その名も《作品(1992)》。

 

 

表に周ると、山口牧夫制作の《作品(3点組)(1987)》がありました。

 

 

そして、元永定正の彫刻《セラミックチェア3(2002)》。椅子とは言えども、低すぎて座れません。

 

 

最後の彫刻は《午後の日(1967)》。岡本太郎(1911-1996)の作品で、太陽の塔を連想させます。

 

 

大谷竹次郎は、生前、昭和電極(現:SECカーボン)の創始者として知られていた人物。

 


西宮大谷記念美術館は、大谷氏から土地・建物と美術品の寄贈を受け、昭和47年(1972)に開館しました。

 

 

最後に大谷氏のコレクションの一つでもあった立派な石を見て、庭園散策はおしまい。

 

 

西宮市大谷記念美術館を出て、阪神香櫨園こうろえん駅に向かいました。



おわり