植物園から本園へ戻る途中、児童遊園を通りました。
隧道は武庫離宮建設当時からのもので、非常時の避難路として作られたと言われています。
隧道を抜けて本園へ。ここ数年で彫刻が増えたようです。
何度か来園していますが、このドン・キホーテ像も初めてでした。
バラの無い噴水広場は寂しいものです。
通路を歩いてポセイドン広場へ。
こちらはギリシャ政府が神戸市に寄贈したポセイドン像。ポセイドンは海の神様で、原像は今から90年前に海底から発見されたそうです。
ポセイドン広場から噴水広場を望みました。
噴水広場の南には大噴水があります。近寄ると冷たい水しぶきが飛んできました。
これは武庫離宮造営時からのものと言われる鞍馬産の石灯籠。その向こうには、月見台とも称される傘亭があります。
都を離れて須磨に隠居した平安期の歌人、在原行平(818-893)が、度々月見に訪れた裏山が、「月見山」と呼ばれるようになりました。
古来月見の名所は、静かな水面に月が映える眺望の良い場所が選ばれたようで、この地も「遠く波間に淡路島を望む庭内第一の景勝地」と記録されています。