グラグラボ(南海トラフ巨大地震) | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 近い未来、南海トラフ沿岸で巨大地震が起こると言われています。現在、その巨大地震の規模(マグニチュード)と揺れ(震度)や津波の大きさに加えて、各地の被害の予測も行われています。グラグラボでそれらの研究資料を読みました。

 

 歴史記録から、駿河湾から四国の太平洋沖を延びる南海トラフ沿いで、1361年正平の地震以降、90~150年の間隔でマグニチュード8を超える巨大地震が繰り返し発生してきたことが分かります。このことから、21世紀に次の南海トラフ巨大地震が来ると言われています。

 

 1650年以降に西日本の内陸で発生した活断層大地震と南海トラフ地震との関係。南海トラフ地震の発生年を含む約50年間は、内陸部もマグニチュード7以上の活断層地震が多く発生する地震活動期間で、その間に地震活動が穏やかな静穏期がはさまれ、両者が繰り返されてきました。1995年兵庫県南部地震から次の地震活動期に入り、次の南海トラフ巨大地震が近づいています。

 

 

 2012年3月31日、内閣府の有識者検討会が、南海トラフの想定震源域が連動して最大級の地震が起きた場合の津波高と震度分布を公表しました。想定された地震規模はマグニチュード9前後と、2011年東北地方太平洋沖地震に匹敵するものとなっています。

 

 

 また、関東から九州にかけての太平洋沿岸を最大で30mを超える津波が襲い、地震の揺れと合わせて30万人以上の死者を出すという被害想定も公表しました。

 

 こんな事を知ると怖いですね。しかし、兵庫県南部地震の数ヶ月前から犬や猫の様子がおかしかったという証言もあったように、突然大きな地震が来るのではなく、小さな地震が頻繁に起こるなど、何か前兆があるのでは?と思います。