妙満寺 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

叡山電鉄木野駅で下車しました。約10分ほどで妙満寺に着きます。

 

 妙満寺は1389年に日什大正師(にちじゅうだいしょうし)によって創建された顕本法華宗の寺です。日什大正師はもともと天台宗の僧でしたが、故郷の会津で日蓮聖人の教えに触れ、改宗しました。その時既に67歳でした。

 

本坊から中に入りました。

 

 本坊の中庭は俳の諧の祖と仰がれる松永貞徳(1571-1653)が造営した庭です。雪の積もった比叡山を借景にした景色が一番良いらしく、「雪の庭」と呼ばれています。

 

日什上人の生涯を辿りながら廊下を渡りました。

 

先ほど拝んだ本堂に辿り着きました。

 

 本堂から見た景色。比叡山がとてもはっきりと見えます。手前の台形の建物が変わっていて気になりました。

 

 台形の建物は、「釈迦牟尼仏のご精神に帰れ」という妙満寺の教えの象徴として1973年に建てられた仏舎利大塔です。釈迦牟尼仏が悟りを開いた聖地にアショーカ王が紀元前200年に建てた供養塔、インド・ブッダガヤ大塔を模倣したそうです。

 

釈迦牟尼仏坐像が安置されていました。

 

 建物の裏側にある仏足石(ぶっそくせき)は、釈迦の足跡を石に刻み信仰の対象としたものです。

 

 

妙満寺を出ました。叡山電鉄の旅は続きます。