法金剛院 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 6月27日(月)JR花園駅で下車。西へ3分歩き、法金剛院に入りました。

 

 830年右大臣清原夏野が山荘を建て、死後、寺に改めて双丘寺(ならびおかでら)と称したのが始まりです。1130年に鳥羽上皇の中宮待賢門院が再興し、寺名を法金剛院と改めました。一時的に廃れましたが、1279年に円覚により再興され、律宗に改められました。

 

 本堂は1618年に再建されました。本尊の阿弥陀如来像、4本の手を持つ十一面観音像、僧形(そうぎょ)文殊坐像。全て重要文化財に指定されています。

 

 蓮の名所として有名です。見頃はこれからのようで、少しだけ咲いていました。

 

 こちらはピンクの蓮。

 

 あじさいが見頃でした。

 

 百合の花も咲いていて、夏の訪れを感じます。

 

 仏の手の形をしていることから、「仏手柑(ぶしゅかん)」と呼ばれる木。蜜柑の香りがします。

 

 菩提樹。臨済宗の開祖・栄西が中国から日本に持ち帰り、仏教寺院に植えられるようになりました。

 

 青女の滝は、平安時代の滝の岩組の遺構が残っているのが貴重で、特別名勝に指定されています。

 

 池に浮かぶ蓬莱の島はとても青々としていました。